FD70

フルオレセインイソチオシアナート–デキストラン

average M_w 59,000-77,000

• 別名: FITC–デキストラン
• CAS番号: 60842-46-8
• MDL番号: MFCD00131092
• UNSPSCコード: 12352201
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: bacterial (Leuconostoc mesenteroides)
• 結合体: FITC conjugate
• フォーム: powder
• 分子量: average M_w 59,000-77,000
• 標識化の程度: 0.001-0.020 mol FITC per mol glucose
• 色: light yellow to dark orange
• 溶解性: water: 25 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

デキストランは無水グルコースのポリマーです。約95%のアルファD-（166）リンケージで構成されています。残りの（163）リンクは、デキストランの分岐の原因になります。分岐の長さに関するデータの矛盾から、平均的な分岐の長さは3グルコース単位未満であることが分かります。ただし、その他の方法は、50を超えるグルコース単位の分岐が存在することを示します。ネイティブデキストランの分子量（MW）は900万～5億の範囲であることが分かっています。MWが低いデキストランは分岐がわずかに少なく、MW分布の範囲が狭くなります。MWが10,000を超えるデキストランは、高度に分岐しているように動作します。デキストラン分子の対称性は、MWが増加するにつれて高まります。MWが2,000～10,000のデキストランは、拡張可能なコイルの特性を示します。MWが2,000未満の場合、デキストランはさらに棒状になります。デキストランのMWは、低角度レーザー光散乱、サイズ排除クロマトグラフィー、銅錯化、アントロン試薬比色還元末端糖測定、および粘度のいずれか1つ以上によって測定します。

アプリケーション

FITC-デキストランは、微小蛍光定量法を利用した微小循環および細胞透過性の研究に広く使用されます。FITC-デキストランは、植物細胞壁の多孔性と毛細血管透過性の研究に使用されています。血漿たんぱく質は、FITC-デキストランと結合しないことが示されています。

FITC-デキストランは、血流、膜損傷、血管ドレナージ、腎排泄などのプロセスの測定をサポートする蛍光フラックストレーサー化合物として、心血管、微小循環、灌流、細胞単層および細胞膜透過性の研究に使用されます。[1]小型FITC-デキストランは、細胞エンドサイトーシスや細胞結合透過性などのプロセスの測定にも使用されます。FITCデキストラン 70kDa（FD-70）は、分子を原形質体へ配送する方法を開発するための、また、ヒドロゲルやリポゾームのような構造体からの薬剤放出を研究するためのモデル化合物として使用されます。その他、毛細血管や細胞単層膜の透過性研究にも使用されます。[1]

フルオレセインイソチオシアネ-トでラベルされたデキストランは動物での灌流実験に使用可能です。

フルオロセインイソチオシアナートで標識されたデキストランは、動物における灌流試験に使用することが可能です。

包装

底の開いたガラス瓶内容物は内部に挿入され接着された円錐部に入っています。

調製ノート

Sigmaは、一般にFITCデキストランの水溶性を25 mg/mL超の濃度で試験します。溶液は光から保護しなければなりません。in vivoでのFITC-デキストランは24時間を超える安定性を有します。

その他情報

お客様の研究に適したメルクの広範なデキストランを包括的に理解していただくために、ぜひメルクの炭水化物カテゴリーページをご覧ください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)