NHC配位子・錯体

Sigma-Aldrichが提供する安定な各種NHC配位子は、重要な各種有機反応に金属プレ触媒と併用したとき、高い活性と選択性を示し、安定性や官能基耐性も良好です。

• メシチル、イソプロピル、アダマンチルなど立体的に嵩高い基を持つNHCイミダゾリジン配位子は、アリール化反応や、薗頭カップリング反応、閉環メタセシス（RCM）反応に広く用いられています。
• NHCトリアゾリウム配位子は、分子間ホモ二量化反応、分子内Stetter反応、Michael付加反応、 酸化的アミド化またはアジド化反応、不斉アシル化反応、交差アシロイン縮合反応、ドミノ型開環酸化還元アミド化反応、Knoevenagel縮合反応、 Claisen転位反応、Lewis酸触媒およびN-ヘテロ環状カルベン触媒を用いる環化縮合反応、Bode触媒を用いるエナンチオ選択的環化反応などの多くの合成反応に有用であることが知られています。

Sigma-Aldrichの目標は、NHC配位子を用いた化学反応に関する最前線の研究プロジェクトを加速させることです。立体的に嵩高い各種NHC配位子で構成された配位子キットを提供しています。Sigma-AldrichはNHC配位子・錯体を提供することで、お客様の錯体化学研究を一段高い次元に進めるお手伝いをいたします。