免疫検出試薬・基質
ウェスタンブロッティングによる試験の成功を決定づける最も重要な要因は、使用する試薬の品質です。私たちは、相乗効果を生み出すように事前に最適化した一連のウェスタンブロッティング試薬を提供しています。これらの試薬により高強度の特異的シグナル、低バックグラウンドが確保され、論文レベルの結果を迅速に得ることができます。
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関連製品資料
- Handbook: Protein Blotting Tips and Tricks
This handbook represents the collective experience of our application scientists, who are actively engaged in advancing the science of protein blotting and detection.
- Brochure: Rethink Western Blotting
Explore our products designed to improve each step of the Western blotting workflow.
- Article: Western Blotting Protocol (Immunoblotting Protocol)
Western blot protocol with workflow steps for different blot procedures, describing the electrophoretic transfer of proteins from SDS polyacrylamide gels to sheets of nitrocellulose.
ウェスタンブロッティングブロッキング用試薬選択ガイド |
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ウェスタンブロッティング用化学発光基質
化学発光検出用のImmobilon® HRP基質により、感度が改善されより定量的なブロットが得られ、検出に使用する抗体濃度を低下させることにより費用が削減されます。ウェスタンブロッティングアプリケーションの検出を最適化するために、さまざまな感度のImmobilon®基質のポートフォリオからお選びください。これらは、簡便ですぐに使えるフォーマットまたは2コンポーネントのフォーマットで提供されます。
- Immobilon®Classico・Crescendo・Forte化学発光基質は、ペルオキシダーゼベースの検出法のためプレミックスされた、すぐに使える試薬ファミリーで構成されており、広範囲の標的タンパク質濃度にわたり最適な信号対バックグラウンド比が得られるよう、一定範囲の感度で提供されます。検出限界を以下に示します。
- Immobilon® Classico:標的タンパク質 約6 pg
- Immobilon® Crescendo:標的タンパク質 約1~3 pg
- Immobilon® Forte:標的タンパク質 約400 fg
- Immobilon® Western HRP、Immobilon® ECL Ultra、Immobilon® UltraPlus Western基質は、標準的な2液混合型の製品で、卓越した感度と長い信号寿命を提供します。これらの製剤により、より低濃度の一次抗体溶液をイムノブロット検出に使用することができます。検出限界を以下に示します。
- Immobilon® Western HRP基質:標的タンパク質 約400 fg
- Immobilon® ECL Ultra基質:低フェムトグラムの範囲
- Immobilon® ECL UltraPlus Western Blot HRP基質:低フェムトグラムの範囲
Immobilon® Chemiluminescent HRP基質の相対感度
図1.A431細胞ライセート[12-110]をタンパク質4 μgから2倍希釈し、10% mPAGE®ゲル[MP10W15]でMOPSバッファー[MPM0PS]中で200V・25分間泳動した。タンパク質を10%エタノール含有mPAGE®トランスファーバッファー[MPTRB]中でImmobilon®-Pメンブレン[IPVH00010]に転写した。HH3タンパク質(15 kDa)の免疫検出を、ウサギ抗HH3抗体[H0164]およびヤギ抗ウサギ抗体[AP132P]を用いて、一覧に示した希釈倍率で実施した。ブロットを指定のECL試薬と5分間インキュベーションして、Bio-Rad® ChemiDocシステムで30秒間露光により画像を撮影した。
強化型ルミノールベースのHRP検出法を使用するCYTIVA® Amersham® ECL検出試薬は、さまざまなウェスタンブロッティングアプリケーションのニーズに対応できる各種製剤を取り揃えています。(日本国内取扱いなし)
- CYTIVA® Amersham® ECLウェスタンブロッティング検出試薬は、確認試験のためのウェスタンブロッティングアプリケーションに推奨されます。
- CYTIVA® Amersham® ECL Primeウェスタンブロッティング検出試薬は、多量・微量のタンパク質の両方を同じブロットで検出できるようにします。
- CYTIVA® Amersham® ECL Selectウェスタンブロッティング検出試薬は、希釈された一次・二次抗体を使用する場合でも高い感度をもたらします。
- CYTIVA® Amersham® ECL Startウェスタンブロッティング検出試薬は、中・高発現タンパク質の化学発光検出用に開発されました。
ウェスタンブロッティング用発色基質
発色検出は、反応触媒のためにペルオキシダーゼ(HRPなど)またはアルカリホスファターゼ(AP)標識酵素を使用し、不溶性の着色沈殿物を堆積させることにより検出を行います。私たちのウェスタンブロッティング用発色基質は、溶液、粉末、錠剤で提供していますので、保存や使用に合わせて柔軟にお選びいただけます。
- SIGMAFAST™ DAB錠剤(発色HRP基質)は、ホースラディッシュペルオキシダーゼと反応し褐色を発する比色析出基質から成り、水に溶かすことにより、ブロッティング検出にすぐに使用できる緩衝液を調製できます。
- BCIP/NBT(青/紫)・BCIP/TNBT(青/褐色)単一試薬(発色AP基質)は、アルカリホスファターゼ用の高感度比色基質です。
- TMB強化型1コンポーネントHRPメンブレン基質(発色HRP基質)は、1コンポーネント型の比色基質で、濃青色の生成物を産生します。
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