コンテンツへスキップ
Merck

固相マイクロ抽出(SPME)

SPMEファイバー・Nitinol-coreのアセンブリ

固相マイクロ抽出(SPME)は用途が広く、溶媒を必要としないサンプル前処理法です。SPMEは吸着/吸収の原理で機能し、抽出相をコーティングしたファイバーを使用し、サンプル中の分析対象物質を濃縮します。SPMEは、サンプル採取、分析対象物の分離および濃縮をワンステップで行えます。環境中の揮発性物質、食品・飲料、フレーバー・フレグランス、科学捜査・毒物学、医薬品のサンプル採取にSPMEは広く用いられています。    




Smart SPMEファイバー

私たちの専門知識と革新的技術の延長線上で従来のSPMEコーティングから生まれたSmart SPMEファイバーなら、正確で信頼性が高く一貫した結果が得られます。スマートファイバーにはCarboxenファイバー、二層コートファイバー(積層ファイバー)があり、専用チップを使用すればシームレスなサンプル前処理ができます。この他にも以下の利点があります。

  • 使用有無、ストローク回数、操作日、ばく露温度が確認できるトレーサビリティ
  • ハイスループットなサンプル前処理
  • ファイバーコーティングごとに正しいパラメータを自動で設定

自動サンプリングのためのSmart SPMEファイバーの詳細をご覧ください。

Nitinol-core SPMEファイバー

SPMEファイバーのNitinol-coreは、ファイバーの性能を高め、クロマトグラフィーの結果の精度を向上させます。Carboxen/ポリジメチルシロキサン(CAR/PDMS)またはポリジメチルシロキサン/ジビニルベンゼン(PDMS/DVB)コーティングを施したNitinol-coreファイバーをご利用できます。その他のNitinolファイバーの利点は次のとおりです。

  • ロット間・ファイバー間の再現性向上
  • ファイバーの耐久性向上
  • フューズドシリカコア(FS)と同等の選択性と不活性特性

Nitinol Core SPMEファイバーの詳細をご覧ください。

OVERCOATED(OC) SPMEファイバー

このファイバーの表面コーティングは、溶媒成分からSPMEファイバーを保護するファイバーコーティングの新技術です。この技術により、複合的なサンプルに直接ファイバーを浸漬でき、効率の良い抽出(半揮発性化合物の抽出など)を確実に実施できます。ポリジメチルシロキサン(PDMS)を使用してPDMS/ジビニルベンゼン(DVB)ファイバーの表面をコーティングしています。コーティングされたファイバーは、化学付着物に対して物理的堅牢性と耐久性を有し、洗浄ステップの効率が良くなり、付着溶媒も除去できます。

オーバーコーティングファイバーはこちらをご覧ください。

BioSPME

BioSPME技術は、血漿タンパク質結合研究やその他の遊離分析物の分析に採用されている現行のバイオ分析試料調製技術と比べると、速度と簡便性を大幅に向上させます。Supel™ BioSPME装置の主な利点は以下の通りです。

  • 迅速平衡透析ベースの方法に比べて3倍速いワークフロー
  • 標準的な消耗品と互換性のあるユニバーサル96ピンフォーマット
  • 全自動化、手動化に対応した簡素なワークフロー

Supel™ BioSPME 96-Pin Devicesの詳細をご覧ください。





ログインして続行

続きを確認するには、ログインするか、新規登録が必要です。

アカウントをお持ちではありませんか?