液晶材料
液晶は、構成分子が秩序ある配向性(ネマティック、コレステリック)や位置性(スメクチック)を持つ、高度に構造化された液体です。分子秩序の種類は液晶分子の形状とカイラリティによって制御され、100を超える液晶相が知られています。液晶フィルム内の分子整列から、入射光の波長(色)や偏光に応じて変化する光学特性(屈折率、反射率、透過率など)が得られます。
液晶は刺激応答性材料であり、その分子秩序は、温度、電場、磁場、化学物質の吸着などの環境の影響を受けます。液晶は、液体のような挙動と光学的異方性という2つの重要な特性を持つことから、主にスイッチング可能なディスプレイやオプトエレクトロニクスデバイスに使用されています。液晶ポリマーネットワークやエラストマーは、有望な刺激応答性材料として、ソフトロボティクス、高耐久性(ruggedized)電子デバイス、健康科学などへの応用を目指して、大学、政府機関、産業界の研究者が研究を進めています。
私たちは、ネマティック、コレステリック、スメクチック分子性液晶や、ディスコティック液晶およびポリマー液晶材料のほかに、液晶秩序を持つことが知られている分子ブロックである液晶メソゲンも取り揃えています。また、液晶分子の作製に一般的に使用されているビルディングブロック化合物も提供しています。
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