血清
35年を超える細胞培養用血清の生産と管理における経験を持つ私たちは、FBSおよびその他ウシ血清、ニワトリ、ヤギ、ウマ、ヒト、ヒツジ、ブタおよびウサギを含む、多種多様な動物由来血清を取り揃えています。これらは細胞培養アプリケーションにおける使用試験済みです。私たちが提供するすべての血清製品は、ウイルス汚染物質および細胞培養性能の検査済みで、原産国証明により裏付けられています。
FBS（ウシ胎児血清）は、世界中の細胞培養を行うラボにおいて必要不可欠な添加剤です。私たちのFBS Classic、FBS PremierおよびFBS Selectのポートフォリオにより、お客様のプロセスにとって重要な血清特性を考慮した血清選びをお手伝いします。これらの分類を通じて、一般的な細胞培養、厳格な品質検査が必要なバイオ製造およびアプリケーション、より特殊で困難な細胞表現型の培養を行うラボのニーズを理解し、お客様の培養性能、記録および最適化の必要性に応じて、自信をもって適切なFBSを選択できるようにします。
私たちは、ウシの成体血清、新生児血清および胎児血清（FBS）の在庫を、米国および国際的な規制基準および制限に準拠して、原産国別／地域別に管理および分類しています。私たちのFBS製品を米国産および非米国産のカテゴリー別にまとめ、ドナー群由来の米国産ウマおよびヤギ血清を提供します。非米国産原料由来のFBSには、ロット番号を付与してUSDA認定あるいは原産国別／地域別に厳密に管理しています。また、すべてのFBS製品についてロット検査と適合性検査を提供しています。私たちのヒト血清は、公的な安全要件を満たすように、調達および包括的検査が実施されています。完璧な血清ソリューションに加えて、私たちは、無血清条件が求められる培養における最適な増殖のために、血清代替品を取り揃えています。
ウシ胎児血清（FBS）
私たちのFBS製品のセレクション分類により、お客様の作業に関連した特性に基づいて、一般的または特定の細胞培養アプリケーションのニーズに合った適切なFBS製品を選ぶためのお手伝いをします。
- FBS Classic：一般的な細胞培養アプリケーション用の最適価格のウシ胎児血清
- FBS Premier：国際的に定められた基準に基づいた最も厳格な検査と出荷手順が求められるバイオ製造のような培養プロセス用。これらの製品は出荷時に最大56種類の品質パラメータに関する厳しい検査に合格しなければなりません。
- FBS Select：これらのFBS製品は、幹細胞、心筋細胞および免疫治療薬開発用の培養細胞（少数の特殊な細胞表現型を命名するためだけに培養される細胞）を、特別に調製して添加するための基準を満たしています。
新生仔ウシおよび成ウシ血清
FBSと同様に、新生仔ウシ血清には成長因子や栄養素が含まれるため、一部の培養アプリケーションでは費用効果の高いFBSの代替品として利用できます。成ウシ血清も、増殖と成長を促進するため培地に添加する目的で使用されます。血清中の抗体やその他の免疫因子の存在が培養に影響を及ぼさないアプリケーションでは、これらの血清は経済的な選択肢になるかもしれません。
ヒト血清
ヒト血清は、組織工学、移植および細胞療法の開発などのバイオ医薬品用のアプリケーションにおいて不可欠です。特定のヒト細胞培養アプリケーションでは、ヒト血清はFBSよりも適した選択肢になるかもしれません。これらには、細胞浸潤試験およびスフェロイド形成に関わる方法が含まれます。私たちのヒト血清製品は、順次フィルター滅菌され、HBsAg、A型肝炎およびHIVに加えて、その他重要な細菌、ウイルス、トキシンおよびヘモグロビンが含まれないことを検査しています。培養に対する適合性を確認するために、血清を添加した細胞培養培地を用いて7日間培養し、生物学的性能を評価します。
その他の動物種由来血清
ウシ血清以外の動物種に由来する血清は、より費用対効果の高い代替品として基底細胞の培養培地に使用されたり、動物種特異的血清が必要なアプリケーションで用いられたりします。動物血清は、免疫検出プロトコルにおける基本的試薬であり、非特異的結合をブロックしたり、シグナル／ノイズ比を改善するために用いられます。私たちは、ウマ、ヤギ、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ラットおよびマウスなどさまざまな動物種由来血清を取り揃えています。
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