F3261

[Glu¹]-繊維素ペプチドB ヒト

≥90% (HPLC)

• 別名: Fibrinopeptide B
• 実験式（ヒル表記法）: C₆₆H₉₅N₁₉O₂₆
• CAS番号: 103213-49-6
• 分子量: 1570.57
• MDL番号: MFCD00076440
• UNSPSCコード: 12352202
• PubChem Substance ID: 329799697
• NACRES: NA.32

特性

• 由来生物: human
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥90% (HPLC)
• フォーム: powder
• テクニック: LC/MS: suitable; electrophoresis: suitable
• UniProtアクセッション番号: P02675
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CC(C)[C@H](NC(=O)CNC(=O)[C@@H](N)CCC(O)=O)C(=O)N[C@@H](CC(N)=O)C(=O)N[C@@H](CC(O)=O)C(=O)N[C@@H](CC(N)=O)C(=O)N[C@@H](CCC(O)=O)C(=O)N[C@@H](CCC(O)=O)C(=O)NCC(=O)N[C@@H](Cc1ccccc1)C(=O)N[C@@H](Cc2ccccc2)C(=O)N[C@@H](CO)C(=O)N[C@@H](C)C(=O)N[C@@H](CCCNC(N)=N)C(O)=O
• InChI: 1S/C66H95N19O26/c1-31(2)53(85-48(90)29-73-55(100)35(67)16-19-49(91)92)64(109)83-42(26-46(69)88)61(106)82-43(27-52(97)98)62(107)81-41(25-45(68)87)60(105)78-37(18-21-51(95)96)57(102)77-36(17-20-50(93)94)56(101)74-28-47(89)76-39(23-33-11-6-4-7-12-33)58(103)80-40(24-34-13-8-5-9-14-34)59(104)84-44(30-86)63(108)75-32(3)54(99)79-38(65(110)111)15-10-22-72-66(70)71/h4-9,11-14,31-32,35-44,53,86H,10,15-30,67H2,1-3H3,(H2,68,87)(H2,69,88)(H,73,100)(H,74,101)(H,75,108)(H,76,89)(H,77,102)(H,78,105)(H,79,99)(H,80,103)(H,81,107)(H,82,106)(H,83,109)(H,84,104)(H,85,90)(H,91,92)(H,93,94)(H,95,96)(H,97,98)(H,110,111)(H4,70,71,72)/t32-,35-,36-,37-,38-,39-,40-,41-,42-,43-,44-,53-/m0/s1
• InChI Key: KPBJTGOVJLITON-OECXYHNASA-N
• 遺伝子情報: human ... FGB(2244)

詳細

Amino Acid Sequence

Glu-Gly-Val-Asn-Asp-Asn-Glu-Glu-Gly-Phe-Phe-Ser-Ala-Arg

詳細

繊維素ペプチドB（FPB）はトロンビンによるフィブリノーゲンの開裂中に生産され、フィブリン単量体になります。フィブリノーゲンβ鎖のN末端から開裂します。[1]このペプチドは14個のアミノ酸からなります。[2]

アプリケーション

[Glu¹]-繊維素ペプチドBヒトは、以下のような用途に用いられています：

• LC-MSにおいてクロスコンタミネーションを避けるためにまた質量分析計およびLC-機器の性能分析に[3]
• 2D（2次元）ゲル電気泳動の二点校正およびMycobacterium smegmatisより単離されたヒスチジン（his）-Pup（原核生物ユビキチン様タンパク質）のマススペクトロメトリーによるタンパク質同定に[4]
• 1次元ゲル電気泳動の二点校正およびトコジラミの唾液腺ホモジネートから得られた可溶性タンパク質試料のタンデムマススペクトロメトリー（MS）による同定に[5]
• タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ（PDI）のトリプシン消化により得られたペプチドのMSおよびMS/MSデータのマスドリフトの修正のための標準品として[6]

生物化学的／生理学的作用

フィブリンの生成は外傷の治癒と炎症において重要な部分です。繊維素ペプチドB（FPB）はまた、リソソーム酵素の放出を伴うことなく好中球の走化性移動を発生させることができます。[1]フィブリノーゲンの凝固中に生成され、生理学的恒常性に不可欠です。血栓症や播種性血管内凝固症候群など、様々な障害に関連があります。[2]

その他情報

0.1%TFA水溶液からの凍結乾燥

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)