X4626

XTT ナトリウム塩

powder, BioReagent, suitable for cell culture

• 別名: 2,3-ビス(2-メトキシ-4-ニトロ-5-スルホフェニル)-2H-テトラゾリウム-5-カルボキサニリド 分子内塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₂H₁₆N₇NaO₁₃S₂
• CAS番号: 111072-31-2
• 分子量: 673.52
• MDL番号: MFCD00083517
• UNSPSCコード: 12352207
• PubChem Substance ID: 24902150
• NACRES: NA.75

特性

• 製品種目: BioReagent
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥90%
• フォーム: powder
• 保管条件: dry at room temperature
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable; protein quantification: suitable
• アプリケーション: detection
• 検出方法: colorimetric
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: [Na+].COc1cc(c(cc1-n2nc(n[n+]2-c3cc(c(cc3OC)[N+]([O-])=O)S([O-])(=O)=O)C(=O)Nc4ccccc4)S([O-])(=O)=O)[N+]([O-])=O
• InChI: 1S/C22H17N7O13S2.Na/c1-41-17-8-15(28(31)32)19(43(35,36)37)10-13(17)26-24-21(22(30)23-12-6-4-3-5-7-12)25-27(26)14-11-20(44(38,39)40)16(29(33)34)9-18(14)42-2;/h3-11H,1-2H3,(H2-,23,30,35,36,37,38,39,40);/q;+1/p-1
• InChI Key: JACYMBNQPPWQML-UHFFFAOYSA-M

詳細

詳細

XTT（ナトリウム 3′-[1-[(フェニルアミノ)-カルボニル]-3,4-テトラゾリウム]-ビス(4-メトキシ-6-ニトロ)ベンゼン-スルホン酸水和物）はテトラゾリウム塩であり、生物学的還元を受けて水溶性のホルマザンを形成します。[1]

アプリケーション

XTTは、ヒトの癌細胞株をスクリーニングするためにフェナジンメトスルファート（PMS）と併せて使用されています。 また、テトラゾリウム染料は、真菌細胞の損傷の研究、ブドウ球菌の抗菌薬感受性試験、及びカンジダバイオフィルムの研究にも使用されています。XTTアッセイの限界は報告されています。

XTTナトリウム塩は細胞生存率の評価に用いられています。[2]

生物化学的／生理学的作用

XTT（ナトリウム 3′-[1-[(フェニルアミノ)-カルボニル]-3,4-テトラゾリウム]-ビス(4-メトキシ-6-ニトロ)ベンゼン-スルホン酸水和物）は、代謝的に活性な細胞中に存在する脱水素酵素の作用を受けます。これにより、高度に着色された、水溶性のホルマザンが生成します。したがって、MTTとは対照的に、生成物が可溶性でありホルマザン結晶が生成されないため、比色増殖アッセイに利点をもたらします。[3]

原理

XTTナトリウムは、生体細胞内で代謝的に還元されて、発色性を持つ水溶性ホルマザン生成物を生成します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS02
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H242
• 注意書き: P210 - P234 - P235 - P240 - P370 + P378 - P403
• 危険有害性の分類: Self-react. C
• 補足的ハザード: EUH044
• 保管分類コード: 4.1A - Other explosive hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)