P1506

ピルビン酸キナーゼ ウサギ筋肉由来

Type II, ammonium sulfate suspension, 350-600 units/mg protein

• 別名: ATP:ピルビン酸 2-O-ホスホトランスフェラーゼ, PK
• CAS番号: 9001-59-6
• Enzyme Commission number: 2.7.1.40 (BRENDA, IUBMB)
• MDL番号: MFCD00081946
• UNSPSCコード: 12352204
• eCl@ss: 32160410
• NACRES: NA.54

特性

• 由来生物: rabbit muscle
• タイプ: Type II
• フォーム: ammonium sulfate suspension
• 比活性: 350-600 units/mg protein
• 分子量: 237 kDa
• 保管条件: (Tightly closed)
• テクニック: ligand binding assay: suitable
• 色: white
• その他の活性: lactic dehydrogenase, creatine phosphokinase, and myokinase ≤0.01%; phosphoglucomutase ≤0.05%
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

研究分野：細胞シグナリング

ウサギ筋肉由来のピルビン酸キナーゼは、グリコール酸のATP-依存的リン酸化を触媒し、2-ホスホグリコール酸が得られます。[1]ピルビン酸キナーゼは、酵素であり、[2] 四量体または二量体の形で存在しています。[3]PKM1、PKM2、PKR、およびPKLは、4つの哺乳類ピルビン酸キナーゼアイソフォームです。[2]

アプリケーション

ウサギ筋肉由来ピルビン酸キナーゼは、次の用途で使用されています：

• 解糖における最終段階の反応機構を理解するための構造研究 [4]
• α-置換カルボン酸のATP依存性リン酸化を調べる研究 [1]
• 酵素アッセイ[5]

生物化学的／生理学的作用

ウサギ筋肉由来ピルビン酸キナーゼはヒスチジンによって活性化することができ、低濃度の亜鉛（Zn²⁺）によって阻害されます。 [6] 解糖系では、ピルビン酸キナーゼ（PK）は終末酵素として機能し、ホスホエノールピルビン酸からピルビン酸への変換とATPの合成を基質レベルのリン酸化により触媒します。PKの四量体構造は、活性が高く、ホスホエノールピルビン酸（PEP)に対して高い親和性を持ち、二量体構造は、活性が低く、PEPへの親和性が低くなっています。[3]ウサギ筋肉由来PKには、ホスホエノールピルビン酸とアデノシン二リン酸（ADP）結合部位の高い動的協同性（ヒル係数> 1.35）があります。[7]

分子量:237 kDa(分子量57 kDaの同一サブユニット4個からなる四量体として存在)。
等電点:7.6
至適pH:約7.5
至適温度:25°C
EA₂₈₀ = 1 mg(p)/mLあたり0.54、光路長 1 cm
30°CのTrisバッファー(pH 7.4)中におけるK_M値は、ATP(0.86 mM)、ピルビン酸(10 mM)、ADP(0.3 mM)、PEP(0.07 mM)と報告されています。ピルビン酸キナーゼはホスホエノールピルビン酸に高い特異性を有しますが、ATPの代わりにGTP、ITP、dATP、UTP、CTP等の他のジヌクレオチド三リン酸も基質として利用できます。

単位の定義

1ユニットは、pH 7.6、37°C、1分間に、1.0 μmolのホスホ(エノール)ピルビン酸をピルビン酸に変換する酵素量です。

物理的形状

3.2 M（NH₄）₂SO₄溶液中の懸濁液、pH 6

アナリシスノート

タンパク質はBiuret法で測定。

安全性情報

• 保管分類コード: 12 - Non Combustible Liquids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable