T9378

Trypsin inhibitor

crude powder

• 別名: トリプシンインヒビター ライマメ由来
• CAS番号: 9035-81-8
• EC Number: 232-906-9
• MDL番号: MFCD00082102
• UNSPSCコード: 12352202
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: トリプシンインヒビター Phaseolus limensis（ライマメ）由来, Type II-L, crude powder
• 由来生物: Phaseolus limensis (lima bean)
• 品質水準: 200
• タイプ: Type II-L
• フォーム: crude powder
• 分子量: 9 kDa
• 溶解性: 0.067 M sodium phosphate buffer, pH 7.6: 1 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C

詳細

アプリケーション

Phaseolus limensis（ライ豆）由来のトリプシン阻害剤は以下の用途に使用されています：

• ヒト血漿中のトリプシン阻害[1]
• ウサギの骨格筋のタンパク質消化停止[2]
• Lygus lineolaris（サビイロカスミカメ）から抽出された唾液腺酵素の阻害[3]
• Agave tequilana（アガベ・テキーラナ）抽出酵素のタンパク質分解活性の阻害[4]

トリプシンインヒビターは、エステラーゼ型[5]酵素の単離のためのアフィニティーリガンドとして用いられています。

生物化学的／生理学的作用

リマ豆由来のトリプシン阻害剤は、プロテアーゼ阻害剤のBowman-Birkファミリーに属しています。[6]分子量は9 kDaで、9つのジスルフィド架橋を含み、非常に高い熱安定性を有しています。トリプシンとキモトリプシン結合サブドメインがあります。[7]

物性

単量体は、みかけの分子量が約9,000 Daであり、濃度およびpH依存的に二量体化します。

単位の定義

1トリプシンユニットは、BAEEを基質として用いる場合、pH 7.6、25°C、1分間に、ΔA₂₅₃が0.001となる酵素量です(反応液量 = 3.2 mL、光路長 = 1 cm)。

調製ノート

Tauber, H., et al., J. Biol. Chem., 179, 1155 (1949)の方法の変法で調製されています。

アナリシスノート

1 mgは、タンパク質1 mgあたり約10,000 BAEE単位の活性を有する≥0.8 mgのトリスピンを阻害します。

その他情報

詳細は、トリプシンインヒビターをご覧ください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H317,H334
• 注意書き: P261 - P272 - P280 - P284 - P302 + P352 - P333 + P313
• 危険有害性の分類: Resp. Sens. 1 - Skin Sens. 1
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)