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Merck

R6513

Sigma-Aldrich

リボヌクレアーゼA ウシ膵臓由来

for molecular biology, ≥70 Kunitz units/mg protein, lyophilized

別名:

RNアーゼ, RNアーゼA, リボヌクレアーゼI, リボ核酸 3′-ピリミジノオリゴヌクレオチドヒドロラーゼ, 膵臓リボヌクレアーゼ

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About This Item

CAS番号:
Enzyme Commission number:
EC Number:
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352204
NACRES:
NA.53

グレード

for molecular biology

品質水準

形状

lyophilized

比活性

≥70 Kunitz units/mg protein

分子量

13.7 kDa
~13,700

その他の活性

Exonuclease and endonuclease, none detected
NICKase and DNase, none detected

保管温度

−20°C

InChI

1S/C9H14N4O3/c10-2-1-8(14)13-7(9(15)16)3-6-4-11-5-12-6/h4-5,7H,1-3,10H2,(H,11,12)(H,13,14)(H,15,16)

InChI Key

CQOVPNPJLQNMDC-UHFFFAOYSA-N

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詳細

RNアーゼA は、ピリミジンヌクレオチドの 3′OH リン酸をアタックするエンドリボヌクレアーゼです。配列pG-pG-pC-pA-pGが切断されて、pG-pG-pCpとA-pGになります。一本鎖RNAに対して最も高い活性を示します。
RNアーゼA、すなわちリボヌクレアーゼAは、ピリミジンヌクレオチドの後でホスホジエステル結合の一本鎖RNAを切断するエンドリボヌクレアーゼです。RNアーゼAは3′リン酸末端を攻撃します(たとえば、pG-pG-pC-pA-pGが切断されて、pG-pG-pCpとA-pGになります)。一本鎖RNAに対して最も高い活性を示します。RNアーゼAは、4箇所でジスルフィド架橋された一本鎖ポリペプチドです。RNアーゼBとは異なり、糖タンパク質ではありません。DNAは環状中間体の形成に必要な2′-OH基を持たないため、リボヌクレアーゼはDNAを加水分解しません。また、RNアーゼAは、タンパク質サンプル中のRNAを加水分解できます。RNアーゼAは、His12とHis119のアルキル化によって阻害され、カリウム塩およびナトリウム塩によって活性化されます。RNアーゼは、重金属イオン存在下で阻害されます。また、RNアーゼは、DNAによって競争的に阻害されます。
RNアーゼAは、4箇所でジスルフィド架橋された一本鎖ポリペプチドで、124個のアミノ酸から構成されています。RNアーゼBとは異なり、RNアーゼAは糖タンパク質ではありません。RNアーゼAは、RNアーゼの活性部位に存在するHis12あるいはHis119のアルキル化によって阻害できます。RNアーゼA は、カリウムやナトリウム塩によって活性化されます。

アプリケーション

  • RNアーゼAは、DNAプラスミド調製物、ゲノムDNA調製物およびタンパク質サンプルからRNAを除去するために使用されます。
  • また、RNアーゼは、RNAの配列解析や保護アッセイにも使用されます。
  • RNアーゼは、コンピューター支援薬物設計のためのツールとして使用されています。
  • RNアーゼAは、RNA配列解析に役立ちます。
  • RNアーゼAは、タンパク質サンプル中のRNAを加水分解します。
  • DNA精製にRNアーゼAが寄与します。
ウシ脾臓由来のリボヌクレアーゼAは、以下の用途に使用されています:
  • プラスミドDNAの精製
  • 核の染色中に二本鎖RNAの染色を消化・回避するため
  • 免疫ペルオキシダーゼおよび免疫蛍光検出
  • フローサイトメトリーに供する細胞を処理するため
  • In situハイブリダイゼーション後にFFPE組織セクションを洗浄するためのハイブリダイゼーション後バッファーの成分として
  • 外膜タンパク質(OMP)抽出物の調製中に細胞を処理するため
  • RNアーゼ保護アッセイ
  • 非特異的に結合したRNAの除去
  • RNA配列の解析
  • タンパク質サンプルに含まれるRNAの加水分解

特徴および利点

安定性が高いメルクのリボヌクレアーゼA(RNアーゼA)は、RNA除去、RNAシーケンシング、およびDNA精製に適しています。

アナリシスノート

Eにより測定したタンパク質。

その他情報

RNアーゼA の主なアプリケーションは、プラスミド DNA サンプルからの RNA の除去です。このアプリケーションでは、DNアーゼ フリー RNアーゼA が、最終濃度 10 μg/mL で使用されます。

残存 DNアーゼ の不活化のために本 RNアーゼA 製品の煮沸ストック溶液は必要なく、RNアーゼ の沈殿や酵素活性の損失を引き起こす場合があります。RNアーゼA 溶液を中性 pH で加熱した場合、沈殿が生じます。より低い pH で加熱した場合は、存在するタンパク質不純物により、多少の沈殿が生じることがあります。
RNアーゼA は、カリウムやナトリウム塩によって活性化されます。 RNアーゼA は、His12 または His119 のアルキル化によって阻害されます。

アプリケーション

ピクトグラム

Health hazard

シグナルワード

Danger

危険有害性情報

注意書き

危険有害性の分類

Resp. Sens. 1

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves, type N95 (US)


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

R6513-250MG:
R6513-1G:
R6513-50MG:
R6513-10MG-PW:
R6513-1G-PW:
R6513-250MG-PW:
R6513-BULK:
R6513PROC:
R6513-BULK-N:
R6513-PH:
R6513-50MG-PW:
R6513-10MG:
R6513-500MG:
R6513-500MG-PW:
R6513-VAR:


試験成績書(COA)

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Production of hen egg yolk immunoglobulins simultaneously directed against Salmonella Enteritidis and Salmonella Typhimurium in the same egg yolk
Chalghoumi, Raja, et al.
Poultry Science (2008)
Santella, Regina M., and Yu-Jing Zhang
DNA Fingerprinting: An Introduction (2011)
Rapid and irreversible CD4+ T-cell depletion induced by the highly pathogenic simian/human immunodeficiency virus SHIVDH12R is systemic and synchronous
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Journal of Virology (2002)
Berg JM, Tymoczko JL, Stryer L.
BioChemistry: An Indian Journal (2002)

プロトコル

This procedure may be used for determination of Ribonuclease A (RNase A) activity.

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