D8144

デキストラナーゼ Penicillium sp. （アオカビ類）由来

lyophilized powder, 400-800 units/mg protein

• 別名: 1,6-α-D-グルカン 6-グルカノヒドロラーゼ
• CAS番号: 9025-70-1
• Enzyme Commission number: 3.2.1.11 (BRENDA, IUBMB)
• EC Number: 232-803-9
• MDL番号: MFCD00130940
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.54

特性

• 由来生物: Penicillium sp.
• 品質水準: 200
• フォーム: lyophilized powder
• 比活性: 400-800 units/mg protein
• 組成: Protein, 35% Lowry
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

真菌から得られたデキストラナーゼは、グリコシドヒドロラーゼファミリー（GH）49に属しています。[1]Penicillium（ペニシリウム）菌種から得られたデキストラナーゼは異なる温度とpHで安定しています。[2]

アプリケーション

Penicillium菌種から得られたデキストラナーゼは、以下の用途に使用されています。

• P. aeruginosa（緑膿菌）バイオフィルム[3]およびデキストランポリマーから得られた菌体外多糖の消化に[4]
• ミクロゲル分解におけるStreptococcus mutans（連鎖球菌の一種）培養[5]
• のためのトリプチカーゼダイズブロス（TSYPS）の成分として[6]

生物化学的／生理学的作用

エンドデキストラナーゼの１つであり、デキストランの -(1,6)-グルコシド結合を加水分解します。デキストランは糖製造の過程で混入した汚染微生物によってショ糖から合成される望ましくない化合物であり、製品フローの粘度を上昇させて収率を低下させます。製糖工場ではデキストラナーゼを使用してデキストランを加水分解することによって砂糖製造の効率向上を図ります。[7]

単位の定義

1単位は、pH 6.0、37°Cにおいて、毎分1.0 μモルのイソマルトース（マルトースとして測定）を解放します（基質としてデキストランを使用した場合）。

その他情報

より詳細な情報につきましては、www.sigma-aldrich.com/enzymeexplorerの「enzymes for complex carbohydrate analysis」をご覧ください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H334
• 注意書き: P261 - P284 - P501
• 危険有害性の分類: Resp. Sens. 1
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)