T9777

Trypsin-chymotrypsin inhibitor

lyophilized powder

• 別名: Bowman-Birkインヒビター
• CAS番号: 37330-34-0
• MDL番号: MFCD00132532
• UNSPSCコード: 12352202
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: トリプシン‐キモトリプシンインヒビター Glycine max（ダイズ）由来, lyophilized powder
• 由来生物: Glycine max (soybean)
• 品質水準: 200
• フォーム: lyophilized powder
• 組成: Protein, 70-90% biuret
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

トリプシン-キモトリプリン阻害物質は、植物プロテアーゼ阻害物質ファミリーに属します。主としてマメ科植物およびイネ科植物に見られます。トリプシン-キモトリプシン阻害物質は、保存されたCys残基間にある多数の内部ジスルフィド結合で構成されており、これにより阻害ループの構造的安定性および活性立体構造が維持されます。[1]トリプシン-キモトリプシンには、抗発癌性があります。[2]

7つのジスルフィド結合によって高度に架橋形成されているボウマン・バークインヒビターは、トリプシンとキモトリプシン阻害のためのそれぞれのドメインを有しています。

アプリケーション

Glycine max （ダイズ）由来のトリプシン-キモトリプシン阻害物質は、フローサイトメトリーによるセパラーゼ活性アッセイに使用されています。[3]また、in vitro消化管（GI）消化試験において、トリプシンとキモトリプシンを阻害するために使用されています。[4]

Bowman Birkプロテアーゼ阻害物質は、誤ったDNA修復を抑えて二動原体染色体の量を低減させることで、放射線誘発癌発生を防ぎます。

単位の定義

(1トリプシンユニットは、BAEEを基質とした場合に、pH 7.6、25°C、1分間で、ΔA₂₅₃が0.001となる酵素量です(反応容量 = 3.2 mL、光路長 = 1 cm)。

物理的形状

凍結乾燥品(リン酸バッファ-塩含有, pH 7.6)

アナリシスノート

1 mgのタンパク質は、0.5 mg以上のトリプシン(活性は約10,000 BAEEユニット/mgタンパク質)または1.0 mg以上のキモトリプシン(活性は約40 BTEEユニット/mgタンパク質)を阻害します。

その他情報

詳細は、トリプシンインヒビターをご覧ください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)