94330

ウリジン 5′-二リン酸 二ナトリウム塩 水和物

≥96.0% (HPLC)

• 別名: 5′-UDP-Na₂
• 実験式（ヒル表記法）: C₉H₁₂N₂Na₂O₁₂P₂ · xH₂O
• CAS番号: 27821-45-0
• 分子量: 448.12 (anhydrous basis)
• Beilstein: 8817400
• EC Number: 248-678-9
• MDL番号: MFCD00149253
• UNSPSCコード: 41106305
• PubChem Substance ID: 57653599
• NACRES: NA.51

特性

• 由来生物: synthetic
• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥96.0% (HPLC)
• フォーム: powder
• 不純物: ≤15% water
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [Na+].[Na+].[H]O[H].O[C@H]1[C@@H](O)[C@@H](O[C@@H]1COP([O-])(=O)OP(O)([O-])=O)N2C=CC(=O)NC2=O
• InChI: 1S/C9H14N2O12P2.2Na.H2O/c12-5-1-2-11(9(15)10-5)8-7(14)6(13)4(22-8)3-21-25(19,20)23-24(16,17)18;;;/h1-2,4,6-8,13-14H,3H2,(H,19,20)(H,10,12,15)(H2,16,17,18);;;1H2/q;2*+1;/p-2/t4-,6-,7-,8-;;;/m1.../s1
• InChI Key: RHBXRWOXLRCWIZ-LLWADOMFSA-L

詳細

アプリケーション

ウリジン5′-二リン酸二ナトリウム塩水和物は、以下の用途に使用されています：

• 液体クロマトグラフィー質量分析（LC/MS）によるマウス腫瘍間質液中の代謝物量の定量化の標準物質として[1]
• 液体クロマトグラフィー-高分解能質量分析（LC-HRMS）によるヌクレオチド分析のためのUDP標準物質として[2]
• in vitroでE6.5網膜外植片を処理し、ウズラ胚性網膜へのミクログリア細胞の進入および伸長に対する作用を検討するため[3]

生物化学的／生理学的作用

ウリジン5′-二リン酸（UDP）は、マクロファージを誘引するために損傷細胞によって産生される内因性シグナル伝達分子です。神経細胞の損傷に応答して、UDPはミクログリア細胞の走化性と化学運動性を促進します。[3]UDPはP2Y受容体のリガンドとして働きます。[4]UDPおよびウリジン5′-三リン酸（UTP）は、核酸（RNA）生合成および細胞シグナル伝達の研究に使用される可能性があります。UDPは、リン酸化されてUTPになるとRNAポリメラーゼやGTPaseなどの酵素の基質となるヌクレオチドです。これらの酵素は、RNAの合成からG共役タンパク質受容体（GPCR）の調節、グアニンヌクレオチド交換因子（GEF）を介したRhoシグナル伝達などの細胞シグナル伝達分子まで、幅広いアプリケーションに関与しています。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves