10602400001

トロンビン

from human plasma

• 別名: トロンビン, 凝固因子Iia
• Enzyme Commission number: 3.4.21.5 (BRENDA, IUBMB)
• UNSPSCコード: 12352204

特性

• 由来生物: human plasma
• 品質水準: 100
• フォーム: lyophilized
• 比活性: ~120 units/mg protein (At 25 °C with Chromozym TH as the substrate.)
• 分子量: M_r ~33.6 kDa
• 包装: pkg of 20 U
• メーカー／製品名: Roche
• 最適pH: 8.2-9.0
• 輸送温度: wet ice

詳細

詳細

トロンビンはNa⁺活性化アロステリックセリンプロテアーゼです。キモトリプシンファミリーに属します。[1]トロンビンは、ジスルフィド結合で共有結合した36残基（A鎖）及び259残基（B鎖）の2本のポリペプチド鎖で構成されています。[1]

トロンビンは凝固第IIa因子です。[2]アルギニンのカルボキシル側でペプチド及びエステル結合を特異的に加水分解するセリンエンドペプチダーゼです。[3]この酵素はフィブリノゲンをフィブリンに変換します。[4]製品にはEDTAの他に安定化剤が含まれます。

アプリケーション

トロンビンは、血液凝固研究、医学研究、タンパク質構造解析、生化学研究において使用されます。血小板の刺激に使用されています。[5][6]

トロンビンは組換えRELM（レジスチン様分子ファミリーの分子）の発現及び精製に使用されています。[7]また血小板のフィブリノゲン[8][9]上での拡張及び免疫染色にも使用されています。[5]

生物化学的／生理学的作用

トロンビンは血液凝固において重要な役割を果たします。トロンビンは、フィブリノゲンが不溶性のフィブリン塊に変化する際の凝血原となります。トロンビンは、プロテインCを活性化することにより抗凝固剤として作用することも可能です。[1]

物理的形状

凍結乾燥粉末

調製ノート

保存条件（標準溶液）：−15～−25℃

阻害剤：DFP、TLCK、PMSF、ベンズアミジン、α₁-アンチトリプシン、α₂-マクログロブリン、アンチトロンビンIIIヘパリン、ヒルジン、APMSF

再構成

溶解液は20 mM EDTAを含有しています。
要注意：
トロンビンはガラス表面に吸着しますので、バイアル及びピペットはプラスチック製のものをお使いください。

保管および安定性

2～8℃の乾燥状態で保存してください。

その他情報

ライフサイエンス研究専用。診断目的での使用はできません。

免責事項

研究専用。本製品は、輸出入活動を含めて、科学的な目的で使用することを意図した場合、フランスにおいて規制されます（フランス公衆衛生法Article L 1211-1 paragraph 2）。購入者（すなわち最終使用者）は、フランス研究省から公衆衛生法典L第1245-5-1 II.の輸入許可を取得する必要があります。本製品を注文することにより、適切な輸入許可を取得していることを確認することになります。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07,GHS08
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H332,H373
• 注意書き: P260 - P271 - P304 + P340 + P312 - P314 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Inhalation - STOT RE 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): does not flash
• 引火点(℃): does not flash