V4515

VU0238429

solubility: ≥20 mg/mL in DMSO

• 別名: 1-[(4-メトキシフェニル)メチル]-5-(トリフルオロメトキシ)-1H-インドール-2,3-ジオン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₇H₁₂F₃NO₄
• CAS番号: 1160247-92-6
• 分子量: 351.28
• MDL番号: MFCD16618396
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329829052
• NACRES: NA.77

特性

• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 品質水準: 100
• 形状: powder
• 色: orange
• 溶解性: DMSO: ≥20 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: COc1ccc(CN2C(=O)C(=O)c3cc(OC(F)(F)F)ccc23)cc1
• InChI: 1S/C17H12F3NO4/c1-24-11-4-2-10(3-5-11)9-21-14-7-6-12(25-17(18,19)20)8-13(14)15(22)16(21)23/h2-8H,9H2,1H3
• InChI Key: CKLGZXFOLMHCMC-UHFFFAOYSA-N

詳細

生物化学的／生理学的作用

ムスカリン性アセチルコリン(ACh)受容体ファミリーにはM1～M5の5種類の分子があり、これらのリガンド結合ドメインは高度に保存されていることから、選択的なリガンドはほとんどありません。特に、M5については選択的、あるいは優先的に作用する低分子物質がありません。M5は脳血流を制御すると考えられており、M5の活性化はアルツハイマー病の治療法となる可能性があります。ムスカリン受容体群のアロステリック結合部位は、受容体間での類似性が低いことから、ムスカリン受容体に対する正のアロステリックモジュレーター(PAM)の設計が試みられてきました。その中で、VU0238429はM5選択的な低分子物質として初めて報告された化合物です。PAMとして作用することから、AChの非存在下で使用した場合に内因性の効果はありません、また、M1、M2、M3、M4と比較してM5に対し30倍を越える選択性があります。さらに、VU-0238429は、結合測定と機能アッセイの両方でAChの濃度－反応曲線を左側にシフトさせています。

特徴および利点

This compound is featured on the Acetylcholine Receptors (Muscarinic) page of the Handbook of Receptor Classification and Signal Transduction. To browse other handbook pages, click here.

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07,GHS09
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H319,H400
• 注意書き: P264 - P273 - P280 - P305 + P351 + P338 - P337 + P313 - P391
• 危険有害性の分類: Aquatic Acute 1 - Eye Irrit. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable