T3194

Tetanus toxin

from Clostridium tetani, cleaves synaptobrevin (VAMP-2)

• CAS番号: 676570-37-9
• MDL番号: MFCD01095768
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: 破傷風毒素 Clostridium tetani由来,
• 分子量: 150 kDa (heavy chain (100 kDa) and a light chain (50 kDa) connected through an interchain disulfide bond)
• 品質水準: 100
• 溶解性: H₂O: soluble
• 保管温度: 2-8°C
• 遺伝子情報: Clostridium tetani E88 ... tetX(1061100)

詳細

詳細

破傷風毒素は、テタノスパスミンとしても知られています。これはClostridium tetaniによって産生される[1]、分子量150 kDaのタンパク質です。[2]このタンパク質は軽鎖と重鎖からなります。[3]

アプリケーション

Clostridium tetani 由来の破傷風毒素は、secretory carrier membrane protein（SCAMP5）が通常のゴルジ体依存的経路を介してα-シヌクレイン分泌を刺激するか否かを調べるため、エキソサイトーシス／ゴルジ体依存的分泌の阻害剤として使用されています。[4]また、T細胞増殖スクリーニングのための末梢血単核細胞（PBMC）培養にも使用されています。[5]

Clostridium tetani由来の破傷風毒素は、パネキシン1を導入したNeuro2A細胞¹における小胞放出を阻害するために使用されています。

生物化学的／生理学的作用

すべての末梢シナプス前神経終末の表面で、ポリシアロガングリオシドアクセプタ-に結合します。また、脊髄の抑制性介在ニュ-ロンからのグリシンの放出をブロックします。シナプトブレビン(VAMP-2)を切断し、in vivoでシナプス小胞のエキソサイト-シスを阻止します。

すべての末梢シナプス前神経終末の表面で、ポリシアロガングリオシドアクセプタ-に結合します。レセプタ-を介したエンドサイト-シスにより内部移行し、経シナプス性の逆行輸送により脊髄や脳に運ばれます。脊髄の抑制性介在ニュ-ロンからのグリシン放出をブロックします。シナプトブレビン(VAMP-2)を切断し、in vivoでシナプス小胞のエキソサイト-シスを阻止します。

破傷風毒素は、痙性麻痺を引き起こす可能性があります。[3]

調製ノート

Robinsonらの方法を改変し、破傷風菌(Clostridium tetani)の培養物から精製しています。

再構成

100 μLの無菌の精製水を用いて再構成された場合、各バイアルはpH 7.4の20 mM HEPES中25 μgの破傷風毒素と1.25％のラクトースを含有します。

アナリシスノート

還元条件下のSDS-PAGEで2つのバンドが見られます(100 kDa重鎖と50 kDa軽鎖)。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H300 + H330,H370
• 注意書き: P260 - P264 - P270 - P271 - P284 - P304 + P340 + P310
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 1 Oral - Acute Tox. 2 Inhalation - STOT SE 1
• ターゲットの組織: Central nervous system
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges