T4182

チルホスチンAG 1478

≥98%

• 別名: N-(3-クロロフェニル)-6,7-ジメトキシ-4-キナゾリンアミン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₆H₁₄ClN₃O₂
• CAS番号: 175178-82-2
• 分子量: 315.75
• MDL番号: MFCD00270914
• UNSPSCコード: 51111800
• PubChem Substance ID: 24278735
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98%
• 形状: solid
• 溶解性: 0.1 M HCl: soluble <0.4 mg/mL; DMSO:methanol (1:1): soluble 10 mg/mL, clear, colorless; ethanol: soluble 10 mg/mL; methylene chloride: soluble 10 mg/mL; 0.1 M NaOH: insoluble; 2-hydroxypropyl-β-cyclodextrin: insoluble; H₂O: insoluble
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: COc1cc2ncnc(Nc3cccc(Cl)c3)c2cc1OC
• InChI: 1S/C16H14ClN3O2/c1-21-14-7-12-13(8-15(14)22-2)18-9-19-16(12)20-11-5-3-4-10(17)6-11/h3-9H,1-2H3,(H,18,19,20)
• InChI Key: GFNNBHLJANVSQV-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... EGFR(1956) ; mouse ... Egfr(13649)

詳細

アプリケーション

チルホスチンAG 1478は、ボイデンチャンバー遊走アッセイによりデスモイド細胞遊走に対するその作用を研究するために、上皮増殖因子受容体（EGFR）チロシンキナーゼ阻害剤として使用されています。また、類表皮癌細胞株A431において外因性トランスフォーミング増殖因子αによるc-Metのリン酸化を阻害するために使用されています。

生物化学的／生理学的作用

チルホスチンAG 1478は、上皮増殖因子受容体（EGFR）チロシンキナーゼ阻害物質です。チルホスチンAG 1478は、ラットにおける低マグネシウム血症および心機能不全発症の一因となります。チルホチルホスチンAG 1478は、乳癌の治療薬候補です。

上皮増殖因子受容体タンパク質の選択的阻害剤

特徴および利点

この化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal Transduction（受容体分類およびシグナル伝達ハンドブック）のEGFRのページに記載されています。ハンドブックのその他のページをご覧になるには、こちらをクリックしてください。

この化合物は、キナーゼホスファターゼ生物学の研究にとって注目の製品です。こちらをクリックして、特徴のあるより多くのキナーゼホスファターゼ生物学製品をご覧ください。その他の研究領域の生物活性低分子については、sigma.com/discover-bsmで詳細をお読みください。

調製ノート

Tyrphostin AG 1478は、DMSO:MeOH（1:1）に10 mg/mLで溶解し、無色透明の溶液を生成します。また、これは塩化メチレン（10 mg/mL）、エタノール（10 mg/mL）および0.1 N HCl（0.4 mg/mL未満）にもやや溶けやすいという性質があります。しかし、これは水、2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンおよび0.1 N NaOHにはほとんど溶けません。

その他情報

パーキンソン病の研究に貢献したサプライヤーに贈られる2024 CiteAb賞の受賞者@′@

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)