S3062

抗α-シヌクレイン ウサギ宿主抗体

IgG fraction of antiserum, buffered aqueous solution

• 別名: 抗SNCA抗体
• MDL番号: MFCD02095740
• UNSPSCコード: 12352203
• NACRES: NA.41

特性

• 由来生物: rabbit
• 結合体: unconjugated
• 抗体製品の状態: IgG fraction of antiserum
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: polyclonal
• 形状: buffered aqueous solution
• 分子量: antigen 19 kDa
• 化学種の反応性: rat, human
• テクニック: immunohistochemistry (formalin-fixed, paraffin-embedded sections): 1:200 using formic acid treated sections of Alzheimer′s Disease brain; microarray: suitable; western blot: 1:1,000 using extract of rat brain homogenate
• UniProtアクセッション番号: P37840
• 保管温度: −20°C
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... SNCA(6622) ; rat ... Snca(29219)

詳細

詳細

シヌクレインは、ニューロンに豊富に存在する可溶性のシナプス前タンパク質のファミリーであり、α-シヌクレイン、β-シヌクレイン、およびγ-シヌクレインが含まれます。ヒトα-シヌクレイン（プラーク前駆体タンパク質の非アミロイド成分またはNACPとしても知られています）は、染色体4上の遺伝子によってコードされる140個のアミノ酸からなるポリペプチドです。もともとは、アルツハイマー病（AD）脳のプラークから、プラークの非アミロイド成分（NAC）である35個のアミノ酸からなる高疎水性ペプチドのタンパク質前駆体（19 kDa）として単離されました。NACは自己凝集して原線維になり、β-アミロイドペプチドの凝集を誘導します。α-シヌクレインは、シナプス前終末に非常に豊富に存在し、レビー小体（LB）の主要成分です。α-シヌクレイン遺伝子の病原性点突然変異は、まれな家系内で発症する家族性パーキンソン病（PD）に関連しています。しかし、LBを伴う神経変性障害の大部分は、野生型α-シヌクレインの異常な蓄積と関連があります。α-シヌクレインは主に脳で発現しますが、検討されたすべての組織（肝臓を除く）において低レベルで発現しています。

特異性

ウサギポリクローナル抗α-シヌクレイン抗体は、ヒトおよびラットα-シヌクレインを認識します。免疫ブロッティングでのα-シヌクレインの染色は、免疫ペプチドによって特異的に阻害されます。

免疫原

αシヌクレインのC末端付近のアミノ酸111~132(C末端リジン付加)に位置する合成ペプチドのKLH結合体。

アプリケーション

ウサギポリクローナル抗αシヌクレイン抗体は、免疫ブロッティングなどの免疫細胞化学的および免疫組織化学的（IHC）手法による検出および定量化を目的としてα-シヌクレインをタグ標識するために使用されます。また、アルツハイマー病（AD）の脳のプラークにおけるα-シヌクレインの存在と役割を判定するためのプローブとしても使用されます。

物理的形状

0.01M PBS溶液(pH 7.4, 15mMアジ化ナトリウム含有)。

その他情報

パーキンソン病の研究に貢献したサプライヤーに贈られる2024 CiteAb賞の受賞者＠′＠

免責事項

当社のカタログまたは製品に添付された当社のその他の文書に別段の記載がない限り、当社の製品は研究目的にのみ使用することを意図しており、その他のいかなる目的にも使用しないでください。具体的には、無許可での商用使用、in vitro診断での使用、ex vivoまたはin vivo治療での使用、またはヒトもしくは動物へのあらゆるタイプの消費もしくは適用が挙げられますが、これらに限定される訳ではありません。

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable