M3671

MES

low moisture content, ≥99% (titration)

• 別名: 2-(N-モルホリノ)エタンスルホン酸, 4-モルホリンエタンスルホン酸
• 実験式（ヒル表記法）: C₆H₁₃NO₄S
• CAS番号: 4432-31-9
• 分子量: 195.24
• Beilstein: 141319
• EC Number: 224-632-3
• MDL番号: MFCD00006181
• UNSPSCコード: 12161700
• eCl@ss: 32129211
• PubChem Substance ID: 24896867
• NACRES: NA.25

特性

• アッセイ: ≥99% (titration)
• フォーム: powder
• 保管条件: dry at room temperature
• 不純物: ≤1.0% water
• 色: white
• pH: 2.5-4 (25 °C, 97.6 g/L)
• 有効pH範囲: 5.5-6.7
• pKa: 6.1
• 密度: 1.23 g/cm³ at 20—25 °C; 1.27 g/cm³ at 20—25 °C
• アプリケーション: clinical research; diagnostic assay manufacturing; life science and biopharma (; ); metabolomics (; )
• SMILES記法: OS(=O)(=O)CCN1CCOCC1
• InChI: 1S/C6H13NO4S/c8-12(9,10)6-3-7-1-4-11-5-2-7/h1-6H2,(H,8,9,10)
• InChI Key: SXGZJKUKBWWHRA-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

MESバッファーは、生物学的および生化学的用途で使用される「グッド」バッファーの1つとして知られ、さまざまな研究領域にわたって重要な役割を果たします。この双性イオン性でモルホリン性のバッファーは、5.5～6.7のpH範囲で効果的な緩衝能力を示すため、有用性が極めて高いことが分かっています。特筆すべきは、MESバッファーは環境学および生物学に関する研究で一般的に使用されるほとんどの金属との複合体形成に関与しない点です。また、水溶性に優れ、脂溶性が極めて低いことから、膜を透過できません。

この汎用性に優れたバッファーは、細胞培養培地、タンパク質ベースのバッファー製剤、および電気泳動ランニングバッファーのための溶液の安定した環境を維持するために幅広く使用できます。その重要性は、抗体、ペプチド、タンパク質、血液成分、および増殖因子の精製プロセスにまで及びます。低イオン移動度をもたらすMESバッファーは、キャピラリー電気泳動法のための最適な選択肢として注目されています。特に、カコジル酸緩衝液や非双性イオン性バッファーなどの毒性を示すおそれのある物質、例えばクエン酸塩やリンゴ酸塩などに代わる、より安全な代替品としての役割を果たします。MESバッファーは、成長培地のpHを微調整する、酵素溶液を安定化させる、およびさまざまな実験設定においてPAGEランニングバッファーの成分として機能する、などの有用性も示されています。

アプリケーション

MESは、α2-マクログロブリンアフィニティカラムから血漿を溶出するために使用する溶出バッファーの成分として使用されています。[1]MESは、抗体をマイクロ粒子に結合させている間の活性化バッファーとして使用されています。[2]MESは、病原体検出のためのマイクロ流体集積による表面プラズモン共鳴（SPR）プラットフォーム作成中のマイクロチャネルの機能化に使用されています[3]。

これは、緩衝重炭酸塩含有培養培地として使用されています。[4]

特徴および利点

• 重金属汚染物質のレベルが低いことが試験により確認済みで、さまざまな用途への適合性が保証されている
• 6.1のpKa（25°C）によりpH 5.5～6.7（25°C）を有効に緩衝する
• 水溶性が高い
• 金属イオン結合が極めて弱い
• トリスやリン酸塩などの他のバッファーより細胞毒性が低い
• 幅広いpH範囲で安定している
• UV吸光度が低く、反応性が極めて低い

品質

低水分含量

その他情報

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安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)