K3375

キヌレン酸

≥98% (HPLC), powder, NMDA receptor antagonist

• 別名: 4-ヒドロキシキノリン-2-カルボン酸
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₀H₇NO₃
• CAS番号: 492-27-3
• 分子量: 189.17
• Beilstein: 147451
• EC Number: 207-751-5
• MDL番号: MFCD00006753
• UNSPSCコード: 12352106
• PubChem Substance ID: 24277986
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: キヌレン酸, ≥98%
• アッセイ: ≥98%
• フォーム: powder
• mp: 275 °C (dec.) (lit.)
• SMILES記法: OC(=O)c1cc(O)c2ccccc2n1
• InChI: 1S/C10H7NO3/c12-9-5-8(10(13)14)11-7-4-2-1-3-6(7)9/h1-5H,(H,11,12)(H,13,14)
• InChI Key: HCZHHEIFKROPDY-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... CHRNA1(1134) , CHRNA10(57053) , CHRNA2(1135) , CHRNA3(1136) , CHRNA4(1137) , CHRNA5(1138) , CHRNA6(8973) , CHRNA7(1139) , CHRNA9(55584) , CHRNB1(1140) , CHRNB2(1141) , CHRNB3(1142) , CHRNB4(1143) , GRIA3(2892) , GRIA4(2893) , GRIK1(2897) , GRIK2(2898) , GRIK3(2899) , GRIK4(2900) , GRIK5(2901) , GUCA2A(2980) , GUCA2B(2981) , NGFR(4804) , SLC23A2(9962) ; rat ... Gria1(50592) , Grik1(29559) , Grin2a(24409)

詳細

アプリケーション

キヌレン酸は、胎児大脳皮質細胞[1] およびヒト初代星状細胞のための解剖用生理食塩水の成分として使用されます。[2]マウス腸上皮細胞株（MODE-K）[3]および人工多能性幹細胞（iPSC）由来神経細胞のための培地添加物としても使用されます。[4]

生物化学的／生理学的作用

キヌレン酸（KynA）は、N-メチル-d-アスパラギン酸（NMDA）[5]、α-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソキサゾールプロピオン酸（AMPA）およびカイニン酸受容体の非選択的拮抗剤です。[6]カイニン酸の神経毒性を阻害します。[7]キヌレン酸は、ニコチン性アセチルコリン受容体もブロックします。[8]トリプトファン異化経路の副産物です。[5]キヌレン酸は神経調節物質であり、グルタミン酸、ドーパミン、アセチルコリンおよび γ-アミノ酪酸（GABA）の量を制御しています。[9]KynA は神経内分泌機能を制御し、KynA レベルの変化は鬱病、統合失調症、アルツハイマー病およびハンチントン病のマーカーとなる可能性があります。[8][10]脳内に正常量の KynA が存在することが認知機能にとって極めて重要です。[11]

特徴および利点

本化合物は、神経科学研究のための注目製品の一つです。こちらをクリックすると、神経科学研究用のさらに多くの注目製品をご覧いただけます。その他の研究領域用の生物活性低分子に関する詳細については、sigma.com/discover-bsmをご参照ください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves