I7018

3-イソブチル-1-メチルキサンチン

≥99%, BioUltra

• 別名: 1-メチル-3-イソブチルキサンチン, 3,7-ジヒドロ-1-メチル-3-(2-メチルプロピル)-1H-プリン-2,6-ジオン, 3-イソブチル-1-メチル-2,6(1H,3H)-プリンジオン, IBMX
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₀H₁₄N₄O₂
• CAS番号: 28822-58-4
• 分子量: 222.24
• Beilstein: 247859
• EC Number: 249-259-3
• MDL番号: MFCD00005584
• UNSPSCコード: 12352202
• PubChem Substance ID: 24896107
• NACRES: NA.77

特性

• 製品種目: BioUltra
• アッセイ: ≥99%
• 不純物: <0.005% Phosphorus (P)
• 強熱残分: <0.1%
• mp: 200-201 °C (lit.)
• 溶解性: DMSO: soluble 1 M (with gentle warming)
• 微量陰イオン: sulfate (SO₄^2-): <0.05%
• 微量陽イオン: Al: <0.0005%; Ca: <0.005%; Cu: <0.0005%; Fe: <0.005%; K: <0.05%; Mg: <0.005%; NH₄⁺: <0.05%; Na: <0.005%; Pb: <0.001%; Zn: <0.0005%
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CC(C)CN1C(=O)N(C)C(=O)c2[nH]cnc12
• InChI: 1S/C10H14N4O2/c1-6(2)4-14-8-7(11-5-12-8)9(15)13(3)10(14)16/h5-6H,4H2,1-3H3,(H,11,12)
• InChI Key: APIXJSLKIYYUKG-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: rat ... Adora1(29290) , Adora2a(25369)

詳細

アプリケーション

アデノシン3′,5′-サイクリック一リン酸ホスホジエステラーゼ（cAMP PDE）阻害剤である3-イソブチル-1-メチルキサンチンは、下記の用途で使用されています：

• 脂肪細胞の分化
• 組織培養
• 3T3-L1前駆脂肪細胞の分化

生物化学的／生理学的作用

IBMXによりホスホジエステラーゼを阻害した結果としてcAMP濃度が上昇するとPKAが活性化され、増殖の抑制、分化の亢進およびアポトーシスの誘導に至ります。IBMXは、気道粘膜の神経内分泌上皮細胞からのフェニレフリン誘導性の5-ヒドロキシトリプタミン放出を阻害します（IC₅₀：1.3 μM）。IBMXは、アデノシン受容体アゴニストとしても作用します。IBMXは、神経筋接合部、GH3細胞および血管平滑筋細胞のイオンチャネルを阻害することが示されています。IBMXは、感覚ニューロン細胞内の貯蔵場所からのカルシウム放出を誘導します。

特徴および利点

• ICPによる微量元素の試験
• 微量の硫黄（硫黄塩として）およびリン（リン酸塩として）含量についてのICP試験
• 微量アンモニウム含量についてのイオンクロマトグラフィー試験

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Faceshields, Gloves