コンテンツへスキップ
Merck

I5513

Sigma-Aldrich

イミダゾール

for molecular biology, ≥99% (titration)

別名:

3-Azapyrrole, 1,3-ジアザ-2,4-シクロペンタジエン, グリオキサリン

ログイン組織・契約価格を表示する


About This Item

実験式(ヒル表記法):
C3H4N2
CAS番号:
分子量:
68.08
Beilstein:
103853
EC Number:
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352005
eCl@ss:
39161001
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.25

グレード

for molecular biology

蒸気圧

<1 mmHg ( 20 °C)

アッセイ

≥99% (titration)

形状

crystalline powder

保管条件

dry at room temperature

テクニック

electrophoretic mobility shift assay: suitable
molecular cloning: suitable
protein purification: suitable

white

pH

6.2-7.8 (25 °C)

pKa (25 °C)

6.95

bp

256 °C (lit.)

mp

88-91 °C (lit.)

溶解性

water: 500 mg/mL, clear, colorless to very faintly yellow

密度

1.004 g/cm3 at 20—25 °C
1.006 g/cm3 at 20—25 °C

適合性

suitable for molecular biology

アプリケーション

diagnostic assay manufacturing
genomic analysis
life science and biopharma
microbiology

その他の活性

DNase, RNase and protease, none detected

保管温度

room temp

SMILES記法

c1c[nH]cn1

InChI

1S/C3H4N2/c1-2-5-3-4-1/h1-3H,(H,4,5)

InChI Key

RAXXELZNTBOGNW-UHFFFAOYSA-N

類似した製品をお探しですか? 訪問 製品比較ガイド

関連するカテゴリー

詳細

グリオキサリンとしても知られるイミダゾールは、芳香族の複素環式ジアゾールであり、25°CにおけるpH範囲が6.2~7.8の主要な生理的緩衝液です。分子生物学、生化学、およびプロテオミクスにおいて幅広く使用されています。プロテオミクスにおいては、ヒスチジンタグを持つタンパク質をIMACカラムから溶出するためにイミダゾールは重要です。ニッケルおよび亜鉛などの2価カチオンの強力なキレート剤であり、Hisタグと金属イオンとの間の相互作用を阻害します。これにより、精製タンパク質の効果的な溶出を可能にします。

さらに、タンパク質純度を高めるためにもイミダゾールは不可欠です。イミダゾールは、下流の精製カラムのために最適化された緩衝液を調製するために、幅広く使用されています。イミダゾール溶液は、タンパク質精製のプロセス全体を通して有効な溶出剤であり洗浄剤です。さらに、イミダゾールは、ホースラディッシュペルオキシダーゼ(HRP)のアッセイや、タンパク質検出のためのSDS-PAGEゲルの逆染色にも使用できます。イミダゾールは、幅広い生物学的用途に適する汎用性に優れた有用な試薬です。数多くのバッファーの重要な成分であり、タンパク質精製および検出プロトコルにも使用されています。

アプリケーション

イミダゾールは以下に使用されています
  • ヒスチジンタグを持つSonic Hedgehog(shh-N)タンパク質精製用の溶解、洗浄および溶出の各バッファーに
  • ヒスチジンタグを持つアルド-ケトレダクターゼをニッケルアフィニティークロマトグラフィーにより精製するためのステップワイズグラジエントの溶出バッファーに
  • 樹状細胞からのファゴソームコンパートメント精製用ホモジナイズバッファーの成分として
  • 細胞培養および細胞農業に使用する生物活性増殖因子のタンパク質発現および精製を含む研究における、結合バッファー、洗浄バッファー、および溶出バッファーとして
pH 6.2~7.8の範囲におけるバッファーとして優れています。

生物化学的/生理学的作用

イミダゾール誘導体は、抗菌性、抗真菌性、抗癌機能性を持っています。DNAと相互作用したり、タンパク質に結合することによって細胞分裂を止めます。微小管重合阻害剤としても作用し、また、トポイソメラーゼや、CYP26A1(チトクロームP450ファミリー26、サブファミリーA、メンバー1)の酵素を阻害します。イミダゾールベースの抗癌剤は、癌化学療法に使用されています。固定化金属アフィニティークロマトグラフィー(IMAC)において、ヒスチジンタグを持つ組換えタンパク質精製用の緩衝液の成分として使用されています。

特徴および利点

  • 分子生物学および生化学の研究に適している
  • タンパク質分離のためのバッファー成分として使用可能
  • DNase、NICKase、RNase、およびプロテアーゼフリー
  • 6.9のpKa(25 °C)によりpH 6.2~7.8(25 °C)を有効に緩衝する

その他情報

生化学の領域に関する追加情報を請求するには、このフォームに必要事項を入力してください。

ピクトグラム

Health hazardCorrosionExclamation mark

シグナルワード

Danger

危険有害性情報

危険有害性の分類

Acute Tox. 4 Oral - Eye Dam. 1 - Repr. 1B - Skin Corr. 1C

保管分類コード

6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects

WGK

WGK 2

引火点(°F)

293.0 °F - closed cup

引火点(℃)

145 °C - closed cup

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

労働安全衛生法名称等を表示すべき危険物及び有害物

名称等を表示すべき危険物及び有害物

労働安全衛生法名称等を通知すべき危険物及び有害物

名称等を通知すべき危険物及び有害物

Jan Code

I5513-100G:
I5513-25G:
I5513-5G:
I5513-BULK:
I5513-EW:
I5513-VAR:


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

文書ライブラリで、最近購入した製品の文書を検索できます。

文書ライブラリにアクセスする

この製品を見ている人はこちらもチェック

Molecular pathways regulating pro-migratory effects of Hedgehog signaling
Hochman E, et al.
The Journal of Biological Chemistry, 281(45), 33860-33870 (2006)
Protein expression and purification of bioactive growth factors for use in cell culture and cellular agriculture
Semper C et al.
STAR protocols, 4, 102351-102351 (2023)
Imidazole: Having versatile biological activities
Verma A, et al.
Journal of Chemistry, 2013 (2013)
Functional expression of novel human and murine AKR1B genes
Salabei JK, et al.
Chemico-Biological Interactions, 191(1-3), 177-184 (2011)
Imidazoles as potential anticancer agents
Ali I, et al.
MedChemComm, 8(9), 1742-1773 (2017)

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)