コンテンツへスキップ
Merck

C2456

Sigma-Aldrich

モノクロナール抗コラーゲン, I型 マウス宿主抗体

clone COL-1, ascites fluid

別名:

1型コラーゲン抗体, 1型コラーゲン抗体 ― マウスで産生されるモノクローナル抗 I型コラーゲン抗体, I型コラーゲン抗体

ログイン組織・契約価格を表示する


About This Item

MDL番号:
UNSPSCコード:
12352203
NACRES:
NA.41

由来生物

mouse

品質水準

結合体

unconjugated

抗体製品の状態

ascites fluid

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

COL-1, monoclonal

含みます

15 mM sodium azide

化学種の反応性

bovine, human, pig, rat, rabbit, deer

テクニック

dot blot: suitable
immunohistochemistry (frozen sections): 1:2000 using human or other mammalian frozen sections
indirect ELISA: suitable

アイソタイプ

IgG1

UniProtアクセッション番号

輸送温度

dry ice

保管温度

−20°C

ターゲットの翻訳後修飾

unmodified

遺伝子情報

詳細

I型コラーゲン[1α(I)]2α2は、全身に分布しています。この線維状コラーゲンは、真皮、骨、腱、靱帯、象牙質、筋膜、強膜、角膜、臓器被膜、線維軟骨に認められます。組織内では、直径が著しく多様な、密に詰まった薄い線状の原線維から形成される、古くからコラーゲン線維と呼ばれる構造として存在します。I型コラーゲンは、主に線維芽細胞、骨芽細胞、象牙芽細胞、軟骨芽細胞によって合成されます。I型コラーゲンα1(COL1A1)は、ヒト染色体17q21.33にマッピングされる遺伝子でコードされていまます。ヒトにおいて最も大量に存在する細胞外基質(ECM)タンパク質です。1型コラーゲンは、骨、腱、皮膚、角膜の主要な構造タンパク質です。コード化タンパク質は、2つの α1-鎖と1つのα2-鎖で構成されるヘテロ三量体です。
I型コラーゲンは、哺乳類の線維性タンパク質量に最も大きく寄与します。動脈と細胞外基質にも存在します。このタンパク質は、端に向かって細くなる、細長い円柱構造をもちます。ポリプロリンII型ポリペプチド鎖3本の左巻きらせんを有します。

特異性

本抗体は、ELISAおよびドットブロットにおいて天然型 (らせん状)の I 型コラ-ゲンと反応します。本製品は熱変性させた分子とは反応しません。アセトン固定および非固定の凍結切片の免疫組織化学染色において、結合組織線維が強く染色されます。ドットブロットおよびELISA法において、本抗体はII, III, IV, V, VI, VII, IX, X, XI型コラ-ゲンとは交差反応しません。本抗体が認識するエピト-プは、通常のホルマリン固定およびパラフィン包埋に対し不安定です。

免疫原

ウシ皮膚I型コラーゲン

アプリケーション

マウスで産生されるモノクローナル抗I型コラーゲン抗体は、次の用途で使用されています:
  • 免疫組織化学
  • ドットブロット法
  • 間接免疫蛍光染色
モノクローナル抗I型コラーゲン抗体は、ELISA、ドットブロット、免疫組織化学などの様々な免疫化学分析を用いたI型コラーゲンの局在判定に使用されます。ヒト又はその他の哺乳類凍結切片の間接免疫蛍光染色によって、最低作業希釈度 1:2,000が決定されています。

生物化学的/生理学的作用

1型コラーゲンは、細胞外基質において、機械的支持と張力抵抗性を与えることによって構造的な役割を果たします。このコラーゲン型が直接的又は間接的に関与している、より重要な遺伝性疾患としては、骨形成不全症例の大多数と、特定の型のEhlers Danlos症候群があげられます。抗コラーゲン抗体の開発によって、これらの結合組織タンパク質の分布を調べるための、また、個体発生や上皮分化における上皮間葉相互作用、腫瘍形成、基底膜の生物学を研究するための、有力な方法がもたらされています。
I型コラーゲンは機械的安定性、弾性、強度、靱性に関与し、腱、靱帯、皮膚、角膜、骨、象牙質などの多数の組織に認められます。

物理的形状

液体

保管および安定性

2~8℃で保存し、1ヵ月まで使用できます。長期保存する場合は、作業用の一定分量に分けて凍結します。凍結及び融解の繰り返しは推奨されません。「霜取り不要」冷凍庫の使用は推奨されません。長期の保存でわずかな濁りが生じた場合、使用前に遠心分離し、溶液をクリアにしてください。

免責事項

弊社の製品は、弊社カタログや製品に付随する他社の文書において別段の記述がない限り、研究での用途のみを目的としており、他のいかなる目的、例えばこれに限るものではありませんが、許可されていない商用利用、in vitro診断での利用、ex vivo若しくはin vivoでの治療用途、又はヒト若しくは動物へのいかなる種類の消費若しくは応用にも使用できません。

適切な製品が見つかりませんか。  

製品選択ツール.をお試しください

保管分類コード

12 - Non Combustible Liquids

WGK

nwg

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

C2456-VAR:
C2456-100UL:
C2456-BULK:
C2456-.2ML:
C2456-.5ML:


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

文書ライブラリで、最近購入した製品の文書を検索できます。

文書ライブラリにアクセスする

Pan Yeung et al.
PloS one, 10(12), e0144139-e0144139 (2015-12-15)
There is a growing trend for researchers to use in vitro 3D models in cancer studies, as they can better recapitulate the complex in vivo situation. And the fact that the progression and development of tumor are closely associated to
Collagen: structure and mechanics, an introduction
Fratzl P.
Collagen: Structure and Mechanics, 1-13 (2008)
Collagen fibrillar structure and hierarchies
Collagen: Structure and Mechanics, 49-80 (2008)
Gene expressions of small leucine-rich repeat proteoglycans and fibulin-5 are decreased in pelvic organ prolapse
Soderberg M W, et al.
Molecular Human Reproduction, 15(4), 251-257 (2009)
Gemma Pascual et al.
PloS one, 8(11), e80647-e80647 (2013-11-16)
Composite biomaterials designed for the repair of abdominal wall defects are composed of a mesh component and a laminar barrier in contact with the visceral peritoneum. This study assesses the behaviour of a new composite mesh by comparing it with

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)