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アッセイ
>95% (SDS-PAGE)
品質水準
分子量
~50 kDa
包装
pkg of 10,000 U (03335402001 [5 x 2,000 U])
pkg of 2,000 U (03335399001)
メーカー/製品名
Roche
パラメーター
25-55 °C optimum reaction temp.
pH範囲
5.0-9.0
保管温度
−20°C
詳細
プロテクターRNアーゼ阻害薬(40 U/µL)の下記保存緩衝液溶液:20 mM HEPES-KOH、50 mM KCl、8 mM ジチオトレイトール、50%グリセロール(v/v)、pH 約7.6(+4℃)。
- RNアーゼA
- RNアーゼB
- RNアーゼT2
- cDNA合成反応、RT-PCR(従来のサーマルサイクラーおよびqPCRシステム)またはin vitro転写/翻訳反応でのmRNAの保護
- in vitroウイルス複製中のウイルスRNAの保護
- RNAの単離および精製中のRNアーゼの阻害
- RNアーゼプロテクションアッセイでの使用
- RNアーゼ不含の抗体を作成する支援
特異性
プロテクターRNアーゼ阻害薬(20 U/20 µLの反応)は、RNアーゼを最大1 ngまで、RNアーゼBを最大160 pgまで、およびRNアーゼT2を最大0.03 U/µLの反応容量まで阻害します。
RNアーゼHはプロテクターRNアーゼ阻害薬によって阻害されません。
熱失活:> 65 ℃
アプリケーション
- cDNA合成反応、LightCycler®装置などを用いたRT-PCR(従来のサーマルサイクラーおよびqPCRシステム)、in vitro転写/翻訳システム、RNアーゼプロテクションアッセイおよびin vitro RNA合成でのmRNAの保護
- In vitroウイルス複製中のウイルスRNAの保護
- RNAの単離および精製中のRNアーゼの阻害
- RNアーゼ不含の抗体を作成する支援
- In situハイブリダイゼーション用のRNAプローブの合成
特徴および利点
- 熱安定性RNアーゼ阻害薬の信頼性:プロテクターRNアーゼ阻害薬は、トランスクリプターリバーストランスクリプターゼのような熱安定性の可逆性トランスクリプターゼを用いた場合でも安定です。
- 広範囲の反応条件から得られる有益性:プロテクターRNアーゼ阻害薬はpH 5.0~9.0、温度+25~+55℃で活性を示します(+60℃でも部分的活性はあります)。
- 様々なRNA分析用途における妨害の排除:標準濃度の16倍の濃度で添加した場合でも性能を維持します。
- 高純度調製の要求:各ロットは、現在の品質管理手順に従い、定量的RT-PCRなどの手法を用いて機能検査し、エンドヌクレアーゼ、リボヌクレアーゼ、ニッキング活性のいずれもないことが確認されています。
品質
検査用緩衝液:50 mM トリス-HCl、10 mM MgCl2、0.1 mM EDTA、7 mM β-メルカプトエタノール;pH 7.5(+37℃)。
エンドヌクレアーゼの欠如:λDNAのEcoRl/HindIII*-フラグメント1 µgを、50 µLの検査用緩衝液中+37℃で1時間プロテクターRNアーゼ阻害薬と共に培養しました。バアンドパターに変化を生じない阻害薬の量は「エンド(Endo)」を付して記載します。
ニッキング活性の欠如:1 µgのスーパーコイルpBR322 DNAを、50 µLの試験緩衝液中+37℃で1時間プロテクターRNアーゼ阻害薬と共に培養しました。スーパーコイルDNAの緩和を生じない阻害薬の量は「ニック(Nick.Act)」を付して記載します。
リボヌクレアーゼの欠如(1):5 µgのMS2 RNAを、最終容量50 µLで37℃で1時間プロテクターRNアーゼ阻害薬と共に培養しました。MS2 RNAの分解を生じない阻害薬の量は「RNアーゼ1(RNase1)」を付して記載します。
リボヌクレアーゼの欠如(2):5 µgのMS2 RNAを、最終容量50 µLで、最初に+37℃で1時間、次に+65℃で10分間、プロテクターRNアーゼ阻害薬と共に培養しました。The MS2 RNAの分解を生じない阻害薬の量は「RNアーゼ2(RNase2)」を付して述べます。
単位の定義
ユニットアッセイ:活性は、ブラックバーンにしたがって環状シチジン-2′,3′-モノリン酸の加水分解を阻害する能力として測定しました。アッセイ条件下、200 UのプロテクターRNアーゼ阻害薬は1 µgのRNアーゼAの活性の50%を阻害します。
容量活性:40 U/µL
調製ノート
- One-step RT-PCRでは5~10 U
- ツーステップRT-PCRでは25~50 U
- in vitro転写の場合は20 U
その他情報
データ源:ラット肺;製品はE. coliで産生された組み換え体です
等電点:pH 4.5
プロテクターRNアーゼ阻害薬が活性である温度:25℃~+55℃;+60℃でも部分的活性は測定できます
失活:厳しい変性条件(+65℃を超える温度)で、この阻害薬は失活します
生物汚染度:< 50 cfu/mL
DNA含量:< 100 pg/mg
法的情報
本製品は、F.ホフマン・ラ・ロシュ社(「ロシュ」)が所有する特許の対象であるポリメラーゼ連鎖反応(PCR)で使用するため最適化されています。これらの特許に基づくPCRプロセスを使用するためのライセンスは、本製品を購入することによって購入者に明示的にも黙示的にも伝えられることはありません。特定の研究および開発活動にPCRプロセスを使用するためのライセンスは、認可されたサーマルサイクラーと組み合わせて使用される場合あるいはアプライド・バイオシステムズから入手可能である場合に、特定のロシュ、アプライド・バイオシステムズまたはその他の認可された供給会社の試薬の購入に伴います。診断目的にはロシュのライセンスが必要です。ライセンス購入について追加情報が必要な場合は以下へお問い合わせください。ライセンス管理者、アプライド・バイオシステムズ、850 Lincoln Centre Drive, Foster City, California 94404, USA.
保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
WGK
WGK 1
引火点(°F)
does not flash
引火点(℃)
does not flash
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プロトコル
プロテクターRNase阻害剤は、RNase A、RNase B、RNase T2などの幅広いRNaseを不活性化します。RNase阻害剤は、望ましい結果がRNaseによって妨げられる可能性のある用途において役立つ製品です。
Protector RNase Inhibitor stabilizes RNA at -80°C without permeating intact cells, unsuitable for cell pellet addition.
関連コンテンツ
Polymerase chain reaction (PCR) is a technique for amplifying nucleic acid molecules and is commonly used in many applications, including RT-PCR, hot start PCR, end point PCR and more.
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)は核酸分子増幅技術の1つであり、RT-PCR、ホットスタートPCR、エンドポイントPCRを含む多くのアプリケーションで広く使用されています。
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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