T3787

3,3'5,5'-テトラヨードチロ酢酸

≥98% (TLC), powder, thyrointegrin receptor antagonist

• 別名: 4-(4-ヒドロキシ-3,5-ジヨードフェノキシ)-3,5-ジヨードベンゼン酢酸, テトラック
• 化学式: C₁₄H₈O₄I₄
• CAS番号: 67-30-1
• 分子量: 747.83
• EC Number: 200-649-1
• MDL番号: MFCD00055932
• UNSPSCコード: 12352106
• PubChem Substance ID: 24900169
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: 3,3'5,5'-テトラヨードチロ酢酸,
• 溶解性: acetone: soluble 19.60-20.40 mg/mL, clear, colorless (or faintly yellow to yellow)
• 品質水準: 200
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: OC(=O)Cc1cc(I)c(Oc2cc(I)c(O)c(I)c2)c(I)c1
• InChI: 1S/C14H8I4O4/c15-8-4-7(5-9(16)13(8)21)22-14-10(17)1-6(2-11(14)18)3-12(19)20/h1-2,4-5,21H,3H2,(H,19,20)
• InChI Key: PPJYSSNKSXAVDB-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

3,3′,5,5′-テトラヨードチロ酢酸は、次の用途で使用されています。

• ゼブラフィッシュの胚に対するイオキシニル（IOXI）
• およびジエチルスチルベストロール（DES）への曝露の作用を研究する際の陽性コントロールとして。[1]
• ウレタン麻酔下雄ラットの歯状回における長期増強（LTP）および長期抑圧（LTD）に対するその作用を研究するため。[2]眼窩線維芽細胞における
• 甲状腺刺激ホルモン
• および甲状腺刺激免疫グロブリンの作用に対するその影響を評価するため。[3]

生物化学的／生理学的作用

3,3′,5,5′-テトラヨードチロ酢酸（Tetrac）は、L-チロキシン（T4）の脱アミノ化アナログです。Tetracは、T4および3,5,3′-トリヨード-L-チロシンの血管新生促進作用を妨げます。[4]Tetracはチロインテグリン受容体アンタゴニストです。[5]Tetracは甲状腺ホルモンの結合を妨げます。[6]

Tetracがin vivo条件下でTSHの分泌を調節する可能性が、ラットを使用した研究で報告されています¹。

関連事項

甲状腺ホルモン類縁体

調製ノート

3,3',5,5'-テトラヨードチロ酢酸は、19.60～20.40mg/mLでアセトンに可溶性で、透明で薄黄色から黄色の溶液を生成します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H300
• 注意書き: P264 - P301 + P310
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 2 Oral
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges