SML0349

ネフェリン

≥98% (HPLC)

• 別名: (-)-ネフェリン, 4′′-O-メチルリエンシニン, 4-[[(1S)-1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-メチル-1-イソキノリニル]メチル]-2-[[(1R)-1,2,3,4-テトラヒドロ-6-メトキシ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]-2-メチル-7-イソキノリニル]オキシ]-フェノール, ネフェリン, メチルリエンシニン
• 実験式（ヒル表記法）: C₃₈H₄₄N₂O₆
• CAS番号: 2292-16-2
• 分子量: 624.77
• MDL番号: MFCD22416529
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329825352
• NACRES: NA.77

特性

• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 光学活性: [α]/D -34 to -44° (c=0 3. CHCl3)
• 保管条件: desiccated; protect from light
• 色: white to beige
• 溶解性: DMSO: >15 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: COc1ccc(C[C@H]2N(C)CCc3cc(OC)c(Oc4cc(C[C@@H]5N(C)CCc6cc(OC)c(OC)cc56)ccc4O)cc23)cc1
• InChI: 1S/C38H44N2O6/c1-39-15-14-27-21-36(44-5)38(23-30(27)31(39)17-24-7-10-28(42-3)11-8-24)46-34-19-25(9-12-33(34)41)18-32-29-22-37(45-6)35(43-4)20-26(29)13-16-40(32)2/h7-12,19-23,31-32,41H,13-18H2,1-6H3/t31-,32+/m1/s1
• InChI Key: MIBATSHDJRIUJK-ZWXJPIIXSA-N

詳細

アプリケーション

ネフェリンは、オートファジーシグナル伝達におけるその作用を研究するために使用されています。[1]

生物化学的／生理学的作用

ネフェリンは、Nelumbo Nucifera Gaertn（ハス）の緑色の種子胚から単離されるビスベンジルイソキノリンアルカロイドであり、抗腫瘍作用、抗うつ薬様作用、および抗不整脈作用など複数の薬理学的活性を発揮します。最近の研究では、ネフェリンが非腫瘍性ヒト骨芽細胞に対して低毒性でありながらヒト骨肉腫細胞の増殖を強力に阻害することが示されています。U2OS細胞では、ネフェリンはp38 MAPKの活性化によりp21を安定化させ、それがG1細胞周期停止につながっていると思われています。また、ネフェリンはAng IIに誘導されるHUVSMC増殖をHO-1の上方制御により阻害します。

ネフェリンは、p38 MAPKに媒介される活性化を介してp21の安定化によりヒト骨肉腫細胞の増殖を阻害します。抗うつ剤様および抗不整脈。

特徴および利点

この化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal Transduction (受容体分類およびシグナル伝達ハンドブック)のMAPKのページに収載されています。ハンドブックのその他のページをご覧になるには、ここをクリックしてください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable