SML0273

VAS2870

≥97% (HPLC)

• 別名: 1,3-ベンゾキサゾール-2-イル-3-ベンジル-3H-［1,2,3］トリアゾロ［4,5-d］ピリミジン-7-イルスルフィド, 7-（1,3-ベンゾキサゾール-2-イルスルファニル）-3-ベンジル-3H-［1,2,3］トリアゾロ［4,5-d］ピリミジン, 7-（2-ベンゾキサゾリルチオ）-3-（フェニルメチル）-3H-1,2,3-トリアゾロ［4,5-d］ピリミジン, VAS 2870, VAS-2870
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₈H₁₂N₆OS
• CAS番号: 722456-31-7
• 分子量: 360.39
• MDL番号: MFCD03407188
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329825281
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥97% (HPLC)
• フォーム: powder
• 色: white to beige
• 溶解性: DMSO: ≥5 mg/mL
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: C(c1ccccc1)n2nnc3c(Sc4nc5ccccc5o4)ncnc23
• InChI: 1S/C18H12N6OS/c1-2-6-12(7-3-1)10-24-16-15(22-23-24)17(20-11-19-16)26-18-21-13-8-4-5-9-14(13)25-18/h1-9,11H,10H2
• InChI Key: HZSOKHVVANONPV-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

VAS2870は下記でニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸（NADPH）酸化酵素（NOX）阻害薬として使用されています：

• 細胞骨格系の組織化、E-カドヘリンの適切な局在、ゼブラフィッシュ被包期の細胞運動性におけるNOX由来活性酸素種の重要性を検討するため[1]
• 高脂肪食（HFD）摂取マウスのリポ多糖類（LPS）誘発性腸損傷におけるNox2およびNox4の機能を検討するため[2]
• 活性酸素種濃度を低下させ、単球の訓練された自然免疫の誘導阻害に対する影響を検討するため[3]

生物化学的／生理学的作用

VAS2870は、NOX4阻害に加えて、複数の細胞タイプで活性酸素種（ROS）の産生を抑制することも知られています。[4]肝癌細胞で、効率的に細胞増殖を障害し、トランスフォーミング増殖因子β （TGF-β）誘発性のアポトーシスを増加させます。したがって、VAS2870によるNOX酵素の阻害は、肝癌の治療戦略候補であると考えられます。[5]

VAS2870は、VSMCにおいて増殖因子介在ROS遊離を効果的に抑制する細胞-透過性かつ特異的NADPH オキシダーゼ（NOX）阻害薬です。

VAS2870は細胞-透過性かつ特異的NADPHオキシダーゼ（NOX）阻害薬です。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable