D2926

ジフェニレンヨードニウムクロリド

≥98%

• 別名: DPI, 塩化ジベンゾヨードリウム
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₂H₈ClI
• CAS番号: 4673-26-1
• 分子量: 314.55
• MDL番号: MFCD00214165
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24278032
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 300
• アッセイ: ≥98%
• 形状: powder
• mp: 278 °C
• 溶解性: DMSO: 9.80-10.20 mg/mL, clear, colorless to faintly yellow
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: [Cl-].[I+]1c2ccccc2-c3ccccc13
• InChI: 1S/C12H8I.ClH/c1-3-7-11-9(5-1)10-6-2-4-8-12(10)13-11;/h1-8H;1H/q+1;/p-1
• InChI Key: FCFZKAVCDNTYID-UHFFFAOYSA-M
• 遺伝子情報: human ... NOS1(4842) , NOS2(4843) , NOS2B(201288) , NOS2C(645740) , NOS3(4846) ; mouse ... Pik3r1(18708)

詳細

アプリケーション

ジフェニレンヨードニウムクロリドは、NOX阻害剤として以下の用途で使用されています：

• 活性酸素種（ROS）レベルに対するその効果、ならびに癌性胸水（MPE）の臨床試料から単離された好中球による腫瘍細胞死滅に対する阻害作用の研究
• ドキソルビシン（DOX）+フラゲリン（FL)処理した細胞における炎症の多様性は活性酸素種（ROS）の過剰産生に続発するものであったことを確認するためのニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸（NADPH）オキシダーゼ阻害剤として
• HepG2（肝細胞がん）細胞のパルミチン酸（PA）誘発スフィア形成能に対するその効果を調べるためのNADPHオキシダーゼ（NOX）阻害剤として

生物化学的／生理学的作用

ジフェニレンヨードニウム（DPI）は、ミトコンドリア機能に影響を及ぼします。DPIは、パーキンソン病におけるニューロンの変性を遮断できます。′局所的脳虚血後に神経を保護します。DPIは、がん幹様細胞において化学的な静止表現型を誘発して、効果的に増殖を阻害します。

マクロファ-ジおよび内皮細胞に由来する一酸化窒素合成酵素の強力、可逆的インヒビタ-です。好中球NADPHオキシダ-ゼのようなその他のフラボ酵素も阻害します。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)