P0453

ピセアタンノール

powder

• 別名: (E)-4-[2-(3,5ジヒドロキシフェニル)エテニル]1,2-ベンゼンジオール, 3,3′,4,5′-スチルベンテトロール, 3,3′,4,5′-テトラヒドロキシ-trans-スチルベン, アストリンゲニン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₄H₁₂O₄
• CAS番号: 10083-24-6
• 分子量: 244.24
• MDL番号: MFCD00221715
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24278620
• NACRES: NA.77

特性

• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 品質水準: 200
• 形状: powder
• 色: light tan to yellow
• mp: 223.0-227.0 °C
• 溶解性: H₂O: 0.5 mg/mL; DMSO: 10 mg/mL; ethanol: 10 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: Oc1cc(O)cc(\C=C\c2ccc(O)c(O)c2)c1
• InChI: 1S/C14H12O4/c15-11-5-10(6-12(16)8-11)2-1-9-3-4-13(17)14(18)7-9/h1-8,15-18H/b2-1+
• InChI Key: CDRPUGZCRXZLFL-OWOJBTEDSA-N
• 遺伝子情報: human ... CDK2(1017)

詳細

詳細

ピセアタンノールは、天然テトラヒドロキシスチルベンであり、ブドウ、赤ワインおよびトウダイグサの種子から抽出されます。

アプリケーション

ピセアタンノールは、次の用途で使用されています。

• 毛細血管拡張性運動失調症変異（ATM）タンパク質キナーゼに対するその作用を研究するため。
• ZAP-70（ζ鎖関連タンパク質キナーゼ70）の阻害剤として。
• 無処理ヒト赤血球および反転赤血球膜小胞（IOV）内におけるMRP1媒介2′,7′-ビス-(カルボキシプロピル)-5(6)-カルボキシフルオレセイン（BCPCF）輸送の阻害剤として。

生物化学的／生理学的作用

ピセアタンノールは、抗酸化能、抗癌性および抗炎症性を有するレスベラトロールのアナログです。ピセアタンノールは、サイトカインシグナル伝達経路を妨害し、特に脾臓チロシンキナーゼ（Syk）およびPI3Kを阻害することが示されています。また、数種の炎症剤で処理したヒト培養細胞において、IκBαキナーゼおよび65リン酸化の阻害を介してNFκBの活性化を阻害します。

特徴および利点

本化合物はキナーゼホスファターゼ生物学研究用製品です。さらにキナーゼホスファターゼ生物学研究用製品をご覧になりたい場合は、こちらをクリックしてください。その他の研究領域用の生物活性低分子に関する詳細については、sigma.com/discover-bsmをご参照ください。

物理的形状

光に不安定な粉末です。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302 + H312 + H332
• 注意書き: P261 - P264 - P280 - P301 + P312 - P302 + P352 + P312 - P304 + P340 + P312
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Dermal - Acute Tox. 4 Inhalation - Acute Tox. 4 Oral
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)