O1877

オクラトキシンA

from Petromyces albertensis, ≥98% (HPLC), powder, mycotoxin

• 別名: N-[(3R)-(5-クロロ-8-ヒドロキシ-3-メチル-1-オキソ-7-イソクロマニル)カルボニル]-L-フェニルアラニン
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₀H₁₈ClNO₆
• CAS番号: 303-47-9
• 分子量: 403.81
• Beilstein: 1301486
• MDL番号: MFCD00078079
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24897954
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: オクラトキシンA, from Petromyces albertensis, ≥98% (HPLC)
• 由来生物: Petromyces albertensis
• 品質水準: 300
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 不純物: Benzene, free
• 溶解性: ethanol: soluble
• 作用機序: enzyme | inhibits; protein synthesis | interferes
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: C[C@@H]1Cc2c(Cl)cc(c(O)c2C(=O)O1)C(=O)N[C@@H](Cc3ccccc3)C(O)=O
• InChI: 1S/C20H18ClNO6/c1-10-7-12-14(21)9-13(17(23)16(12)20(27)28-10)18(24)22-15(19(25)26)8-11-5-3-2-4-6-11/h2-6,9-10,15,23H,7-8H2,1H3,(H,22,24)(H,25,26)/t10-,15+/m1/s1
• InChI Key: RWQKHEORZBHNRI-BMIGLBTASA-N

詳細

アプリケーション

オクラトキシンAは、マイコトキシンとして以下の用途に使用されています：

• ヒト胚性腎（HEK293）細胞における代謝および低酸素に対する作用を検討するため[1]
• ウシ乳房上皮細胞における細胞傷害作用を検討するため[2]
• 食品を用いたγ線照射試験およびHep G2細胞を用いた細胞毒性試験の標準物質として[3]

生物化学的／生理学的作用

オクラトキシンAは、腎臓で腎毒性および発癌性のある食物にみられるマイコトキシンであり、クロ-ン化された腎臓細胞株の分化を誘導します。小胞体のATP依存性Ca²⁺ポンプの活性を上昇させます。

腎毒素であるオクラトキシンA（OTA）は、主に真菌のAspergillus属およびPenicillium属種により産生されます。[1]免疫毒性、催奇形性[2]、骨髄毒性、および変異原性があります。[3]小腸のバリア機能を効果的に遮断します。[2]OTAは消失半減期が長く[3]、重要な炎症性サイトカイン放出を誘発します。[2]

調製ノート

本製品はクロロホルム（9.80 ～ 10.20 mg/mL）、メタノール（10 mg/mL）、エタノール（50 mM）、DMSO（100 mM）にも可溶です。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H300,H351
• 注意書き: P201 - P264 - P280 - P301 + P310 + P330 - P308 + P313 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 2 Oral - Carc. 2
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges