M1762

メチルマロニルコエンザイムA 四リチウム塩 水和物

≥90% (HPLC)

• 別名: α-メチルマロニルコエンザイムA 四リチウム塩, MM-CoA
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₅H₃₆Li₄N₇O₁₉P₃S · xH₂O
• CAS番号: 104809-02-1
• 分子量: 891.34 (anhydrous basis)
• MDL番号: MFCD10567443
• UNSPSCコード: 41106305
• PubChem Substance ID: 24896685
• NACRES: NA.51

特性

• アッセイ: ≥90% (HPLC)
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [Li+].[Li+].[Li+].[Li+].O.CC(C([O-])=O)C(=O)SCCNC(=O)CCNC(=O)[C@H](O)C(C)(C)COP([O-])(=O)OP([O-])(=O)OC[C@H]1O[C@H]([C@H](O)[C@@H]1OP(O)([O-])=O)n2cnc3c(N)ncnc23
• InChI: 1S/C25H40N7O19P3S.4Li.H2O/c1-12(23(37)38)24(39)55-7-6-27-14(33)4-5-28-21(36)18(35)25(2,3)9-48-54(45,46)51-53(43,44)47-8-13-17(50-52(40,41)42)16(34)22(49-13)32-11-31-15-19(26)29-10-30-20(15)32;;;;;/h10-13,16-18,22,34-35H,4-9H2,1-3H3,(H,27,33)(H,28,36)(H,37,38)(H,43,44)(H,45,46)(H2,26,29,30)(H2,40,41,42);;;;;1H2/q;4*+1;/p-4/t12?,13-,16-,17-,18+,22-;;;;;/m1...../s1
• InChI Key: ANDKBBZIPFWODN-WLVKLPLXSA-J

詳細

アプリケーション

メチルマロニル補酵素A（CoA）は、超高性能液体クロマトグラフィー-質量分析（UPLC-MS/MS）での校正曲線の作成に使用されています。また、メチルマロニル-CoAムターゼとメチルマロニル-CoAエピメラーゼ活性の測定にも使用されています。

補酵素Aはアシル基担体（アセチル-CoA）として機能します。 メチルマロニル補酵素A（MM-CoA）は、メチルマロニル補酵素Aムターゼ（スクシニル-Ca形成）、メチルマロニル-CoAデカルボキシラーゼ（EC 4.1.1.41）、メチルマロニル-CoAヒドロラーゼ（EC 3.1.2.17）といった酵素の特殊性と動力学の研究に使用される基質です。

生物化学的／生理学的作用

メチルマロニル補酵素A（CoA）は、奇数鎖脂肪酸、コレステロール、およびわずかなアミノ酸（バリン、イソロイシン、メチオニン、トレオニンなど）の異化代謝産物です。これは、酵素プロピオニル-CoAカルボキシラーゼ（PCC）の活性によって生成されます。メチルマロニル補酵素A（CoA）は、メチルマロニル-CoAムターゼ（MCM）と補因子としてのビタミンB12によってスクシニル-CoAに変換されます。低MCM活性、またはビタミンB12の変化した代謝のいずれかによって、遺伝的な代謝性疾患メチルマロン酸血症が発生します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves