I6256

2-イミノチオラン 塩酸塩

≥98% (TLC), powder

• 別名: 2-チオランイミン 塩酸塩, 2IT, Traut試薬, ジヒドロ-2(3H)-チオフェンイミン 塩酸塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₄H₇NS · HCl
• CAS番号: 4781-83-3
• 分子量: 137.63
• Beilstein: 3620079
• MDL番号: MFCD00039013
• UNSPSCコード: 12352100
• PubChem Substance ID: 24896086
• NACRES: NA.21

特性

• アッセイ: ≥98% (TLC)
• 形状: powder
• 不純物: ≤5% Free sulfhydryl groups
• mp: 198-201 °C (lit.)
• 溶解性: H₂O: 100 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: N=C1SCCC1.Cl
• InChI: 1S/C4H7NS.ClH/c5-4-2-1-3-6-4;/h5H,1-3H2;1H
• InChI Key: ATGUDZODTABURZ-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

タンパク質修飾試薬である2-イミノチオラン塩酸塩（2-IT.HCl）は、チオール基をタンパク質およびペプチドに結合させるために一般的に使用されています。2-IT.HClで修飾した毛髪ケラチン繊維のラマン分光分析により、新しいジスルフィド基が形成されていることが示されました。

アプリケーション

2-イミノチオラン塩酸塩は、チオール化PEG（ポリエチレングリコール）の合成に使用されています。PLA-SH（ポリエチレングリコール-チオール）およびPLA-PEG-SH（ポリエチレングリコール－ポリ乳酸-チオール））の合成に使用することができます。

第1級アミン用のチオール化試薬。pH 7～10でアミジン結合によって反応し、遊離スルフヒドリルを生成します。 ジスルフィドおよび／またはチオエーテルで架橋された複合体の調製に有用です。

その他情報

アミジン結合は元の1級アミンの正電荷を維持します。5原子リンカーを結合しています。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H301
• 注意書き: P264 - P270 - P301 + P310 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Oral
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)