F6892

ファルネシルピロリン酸 アンモニウム塩

methanol:ammonia solution, ≥95% (TLC)

• 別名: 3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル ピロホスファート アンモニウム塩, FPP
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₅H₃₇N₃O₇P₂
• CAS番号: 13058-04-3
• 分子量: 433.42
• MDL番号: MFCD00189688
• UNSPSCコード: 12352204
• PubChem Substance ID: 24894923
• NACRES: NA.83

特性

• アッセイ: ≥95% (TLC)
• 形状: methanol:ammonia solution
• 包装: vial of 200 μg
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: C\C(C)=C\CC\C(C)=C\CC\C(C)=C\COP(O)(=O)OP(O)(O)=O
• InChI: 1S/C15H28O7P2/c1-13(2)7-5-8-14(3)9-6-10-15(4)11-12-21-24(19,20)22-23(16,17)18/h7,9,11H,5-6,8,10,12H2,1-4H3,(H,19,20)(H2,16,17,18)/b14-9+,15-11+
• InChI Key: VWFJDQUYCIWHTN-YFVJMOTDSA-N
• 遺伝子情報: rat ... Fnta(25318)

詳細

詳細

ファルネシルピロリン酸は、ゲラニルピロリン酸（GPP）から、酵素のファルネシルピロリン酸合成酵素（FPPS）の作用によって合成される、炭素数15のイソプレノイドです。

アプリケーション

ファルネシルピロリン酸アンモニウム塩は以下の用途に使用されています：

• コラーゲンベースの細胞浸潤アッセイにおけるヒト骨肉腫細胞のプレニル化作用物質 として
• ヒト臍帯静脈内皮細胞（HUVEC）における肝細胞増殖因子（HGF）のプレニル化に
• 珪藻Haslea ostreariaにおけるプレニルトランスフェラーゼアッセイの基質として

生物化学的／生理学的作用

ファルネシルピロリン酸（FPP）は、コレステロール、ユビキノン、ドリコールの生合成の前駆体です。細胞内メバロン酸経路の一部です。FPPは細胞の生存に不可欠であり、Rasを含むいくつかの低分子量Gタンパク質 のプレニル化に利用されます。プレニル化を阻害すると、Rasタンパク質の発癌能が消失します。プレニル化の阻害は、シナプス可塑性やアルツハイマー病を管理するための治療候補になると考えられます。

物理的形状

メタノ-ル:10mM NH₄OH水溶液 = 7:3の溶液
実際の濃度はラベルに表示されています。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS02,GHS06,GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H225,H301 + H311 + H331,H315,H319,H370,H412
• 注意書き: P210 - P273 - P280 - P301 + P310 - P303 + P361 + P353 - P304 + P340 + P311
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Dermal - Acute Tox. 3 Inhalation - Acute Tox. 3 Oral - Aquatic Chronic 3 - Eye Irrit. 2 - Flam. Liq. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 1
• ターゲットの組織: Eyes,Central nervous system
• 保管分類コード: 3 - Flammable liquids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): 60.8 °F
• 引火点(℃): 16 °C