E1753

(−)-エピカテキン

≥90% (HPLC)

• 別名: (−)-cis-3,3′,4′,5,7-ペンタヒドロキシフラバン, (2R,3R)-2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-3,4-ジヒドロ-1(2H)-ベンゾピラン-3,5,7-トリオール
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₅H₁₄O₆
• CAS番号: 490-46-0
• 分子量: 290.27
• Beilstein: 92760
• EC Number: 207-710-1
• MDL番号: MFCD00075648
• UNSPSCコード: 12352205
• PubChem Substance ID: 24894431
• NACRES: NA.77

特性

• アッセイ: ≥90% (HPLC)
• フォーム: powder
• mp: 240 °C (dec.) (lit.)
• アプリケーション: metabolomics; vitamins, nutraceuticals, and natural products
• SMILES記法: O[C@@H]1Cc2c(O)cc(O)cc2O[C@@H]1c3ccc(O)c(O)c3
• InChI: 1S/C15H14O6/c16-8-4-11(18)9-6-13(20)15(21-14(9)5-8)7-1-2-10(17)12(19)3-7/h1-5,13,15-20H,6H2/t13-,15-/m1/s1
• InChI Key: PFTAWBLQPZVEMU-UKRRQHHQSA-N
• 遺伝子情報: human ... BACE1(23621) , CYP1A2(1544)

詳細

詳細

(−)-エピカテキン（EC）はフラボノール群に属し、カカオおよびカカオ製品に豊富に存在します。[1]ECの化学構造には、2個の芳香環に結合した4-ヒドロキシ基を有する酸素化複素環が含まれます。[1]

アプリケーション

(−)-エピカテキン（EC）は、以下の用途に使用されています：

• in vivo（高脂肪食摂取マウス）およびin vitro（HepG2細胞）試験においてニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸水素（NADPH）オキシダーゼを発現抑制し、インスリン感受性を改善するための抗酸化剤として[2]
• 境界性高血圧ラット（BHR）モデルにおける血圧、一酸化窒素シンターゼ（NOS）活性および不安様行動に対する作用を検討するため[3]
• 酸化ストレス下で水泳トレーニング中の中年ラットの海馬におけるニューロン生存に対する作用を検討するため[4]
• ブラックチョコレートにおける抗酸化活性を検討するため[5]
• ポリフェノール分析における指標化合物として[6]

生物化学的／生理学的作用

エピカテキンは心不全患者の骨格筋の構造を強化し、心血管代謝リスクを最小限に抑えます。サルコペニアの治療に用いることができます。エピカテキンはミオスタチンとβ-ガラクトシダーゼを減少させ、筋成長マーカーの値を上昇させます。[7]

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves