B9673

1-ブロモ-3-クロロプロパン

for isolation of RNA

• 別名: 1-ブロモ-3-クロロプロパン, I-BCP, トリメチレンクロロブロミド, トリメチレンブロモクロリド
• 化学式: Cl(CH₂)₃Br
• CAS番号: 109-70-6
• 分子量: 157.44
• Beilstein: 605278
• EC Number: 203-697-1
• MDL番号: MFCD00000998
• UNSPSCコード: 41105515
• PubChem Substance ID: 24892149
• NACRES: NA.52
• bp: 144-145 °C (lit.)

特性

• グレード: Molecular Biology; for molecular biology
• アッセイ: ≥98.5% (GC)
• フォーム: liquid
• 屈折率: n20/D 1.486 (lit.)
• bp: 144-145 °C (lit.)
• 密度: 1.592 g/mL at 25 °C (lit.)
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: ClCCCBr
• InChI: 1S/C3H6BrCl/c4-2-1-3-5/h1-3H2
• InChI Key: MFESCIUQSIBMSM-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

BCPはクロロホルムの代わりに使用でき、比較的低毒性です。シングルステップTRI試薬法にBCPを使用すると、RNAがDNAで汚染される可能性が低減します。[1]分離されるRNAの品質および量に対し悪影響を及ぼしません。1-ブロモ-3-クロロプロパンは、核酸分離プロトコールに使用される相分離試薬です。

アプリケーション

1-ブロモ-3-クロロプロパンは、分子生物学研究で次の材料から高品質のRNAを分離するために使用されています。

• ネコ歯牙[2]
• マウス脳・肝組織[3]
• ヒト子宮膣部上皮細胞[4]
• 胎盤サンプル[4]
• ヒト子間葉系間質細胞（hMSC）[5]

特徴および利点

• クロロホルムに代わる、より毒性の低い試薬です
• RNA分離用のTRI試薬に適合し、DNAのコンタミネーションを低減します

その他情報

BCPはクロロホルムの代わりに使用でき、比較的低毒性です。シングルステップTRI試薬法にBCPを使用すると、RNAがDNAで汚染される可能性が低減します。分離されたRNAの品質および量に対し悪影響を及ぼしません。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H302,H331,H335,H341,H412
• 注意書き: P202 - P261 - P273 - P301 + P312 - P304 + P340 + P311 - P308 + P313
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Inhalation - Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Chronic 3 - Muta. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 2
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type ABEK (EN14387) respirator filter