A3903

1-アミノシクロプロパンカルボン酸

≥98% (TLC), powder, NMDA agonist

• 別名: ACC, ACPC
• 実験式（ヒル表記法）: C₄H₇NO₂
• CAS番号: 22059-21-8
• 分子量: 101.10
• Beilstein: 2076413
• MDL番号: MFCD00009944
• UNSPSCコード: 12352209
• PubChem Substance ID: 24890826
• NACRES: NA.32

特性

• 製品名: 1-アミノシクロプロパンカルボン酸, ≥98% (TLC), powder
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98% (TLC)
• フォーム: powder
• 保管条件: (Keep container tightly closed in a dry and well-ventilated place.; Keep in a dry place.)
• 色: white
• mp: 229-231 °C (lit.)
• 溶解性: water: 49.00-51.00 mg/mL, clear, colorless
• SMILES記法: NC1(CC1)C(O)=O
• InChI: 1S/C4H7NO2/c5-4(1-2-4)3(6)7/h1-2,5H2,(H,6,7)
• InChI Key: PAJPWUMXBYXFCZ-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... NARG2(79664) ; mouse ... NARG2(93697) ; rat ... LOC686240(686240) , NARG2(691379)

詳細

詳細

研究分野：細胞シグナリング

1-アミノシクロプロパンカルボン酸（ACC）はタンパク質を構成しないアミノ酸であり[1]、1-アミノシクロアルカンカルボン酸のメンバーです。[2]

アプリケーション

1-アミノシクロプロパンカルボン酸（ACC）は、Pteris vittata （モエジマシダ）の根[3]やウリ科植物の種子から得られた内部寄生菌単離菌の植物成長促進特性を調べるために、ACCデアミナーゼ活性を測定するための基質として使用されています。[4]また、ソルガム褐色中肋（bmr）変異体における側根密度（LRD）にチスル抗エチレン濃度の効果を調べるためのエチレン前駆体としても使用されています。[5]

生物化学的／生理学的作用

1-アミノシクロプロパンカルボン酸（ACC）は、N-メチル-D-アスパラギン酸（NMDA）受容体グリシン調節部位で作用する部分アゴニストです。[6]ACCは、植物ホルモンであるエチレンの生合成前駆体として機能します。[1]したがって、植物の成長においても極めて重要な役割を果たしています。[3]ACCは、ラットおよびマウスにおいて抗けいれん薬、抗不安薬、抗中毒薬、神経保護薬、抗うつ薬のような作用を示します。ACCは、記憶や学習のプロセスに影響を及ぼしません。[7]

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves