A0487

アルガトロバン 一水和物

≥98% (HPLC)

• 別名: MQPA, アルジピディン, （2R,4R）-1-[（2S）-5-[（アミノイミノメチル）アミノ]-1-オキソ-2-[[（1,2,3,4-テトラヒドロ-3-メチル-8-キノリニル）サルホニル]アミノ]ペンチル]-4-メチル-2-ピペリジンカルボン酸
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₃H₃₆N₆O₅S · H₂O
• CAS番号: 141396-28-3
• 分子量: 526.65
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.77

特性

• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: powder
• 保管条件: desiccated
• 色: white to off-white
• 溶解性: DMSO: ≥20 mg/mL
• オーガナイザー: Baxter
• 保管温度: 2-8°C
• InChI: 1S/C23H36N6O5S.H2O/c1-14-8-10-29(18(12-14)22(31)32)21(30)17(6-4-9-26-23(24)25)28-35(33,34)19-7-3-5-16-11-15(2)13-27-20(16)19;/h3,5,7,14-15,17-18,27-28H,4,6,8-13H2,1-2H3,(H,31,32)(H4,24,25,26);1H2/t14-,15?,17?,18-;/m1./s1
• InChI Key: AIEZTKLTLCMZIA-LINCPPCXSA-N

詳細

詳細

アルガトロバン抗凝固剤は、L-アルギニンから合成され、光に曝露されると光分解します。

アプリケーション

アルガトロバン一水和物は、血小板の少ない血漿サンプルのトロンビンアッセイにおいて、トロンビン選択的阻害剤として使用されています。グラジエント逆相液体クロマトグラフィーと高分解能多段質量分析法（LC/HR-MSⁿ）を組み合わせた光反応生成物フラグメンテーション分析のための標準物質として、またフラーレンに基づくC60ナノ粒子（NP）によるトロンビン阻害剤競合アッセイとして使用される場合があります。

生物化学的／生理学的作用

アルガトロバンは効能と選択性のある一価のトロンビンを直接阻害剤です。二価DTI（ヒルジンとその類似体）が活動部位と非活性部位1の両方に結合するのに対して、活動部位にのみ直接結合（したがって一価）してダイレクトにトロンビンを阻害します。

アルガトロバンは親和性が高く、トロンビン活性部位におけるアルギニンに結合し、基質結合のための立体障害を引き起こします。アルガトロバンは血栓形成の防止に効果的で、未分画のヘパリンよりも血栓溶解を起こしやすい傾向があります。急性虚血性脳卒中の治療に推奨されます。

特徴および利点

本化合物は、Baxterにより開発されました。製薬会社が開発したその他の化合物と承認医薬品／医薬品候補のリストをご覧になるには、 ここをクリックしてください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable