P9255

ピリドキサール 5′-リン酸 水和物

≥98%

• 別名: ピリドキサールリン酸, 3-ヒドロキシ-2-メチル-5-([ホスホノオキシ]メチル)-4-ピリジンカルボキサルデヒド, PLP, コデカルボキシラーゼ, ピリドキサール 5-リン酸
• 実験式（ヒル表記法）: C₈H₁₀NO₆P · xH₂O
• CAS番号: 853645-22-4
• 分子量: 247.14 (anhydrous basis)
• Beilstein: 234749
• EC Number: 200-208-3
• MDL番号: MFCD00006333
• UNSPSCコード: 12352205
• PubChem Substance ID: 24899020
• NACRES: NA.79

特性

• 由来生物: synthetic (organic)
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98%
• フォーム: powder
• テクニック: HPLC: suitable
• 色: beige; off-white to yellow
• mp: 140-143 °C
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CC1=NC=C(COP(O)(O)=O)C(C([H])=O)=C1O
• InChI: 1S/C8H10NO6P/c1-5-8(11)7(3-10)6(2-9-5)4-15-16(12,13)14/h2-3,11H,4H2,1H3,(H2,12,13,14)
• InChI Key: NGVDGCNFYWLIFO-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

ピリドキサール5′-リン酸（PLP）は、多段階プロセスで合成されます。この2つの経路には、ピリドキサールリン酸生合成タンパク質（PdxA）‐ピリドキシン-5′-リン酸合成酵素（PdxJ）経路およびピリドキサール5′-リン酸合成酵素サブユニットPDX1/PDX2経路が含まれます。[1]これは、ピリドキシンの活性型です。[2]

アプリケーション

ピリドキサール5′-リン酸塩水和物は、下記の用途でも使用されています：

• 高速液体クロマトグラフィー（HPLC）を用いて餌および消化管内容物試料中のビタミンB₆を定量する際の標準品として[3]
• D-アミノ酸トランスアミナーゼ反応（10）での使用
• L-グルタミン酸デカルボキシラーゼの補因子として[4]

生物化学的／生理学的作用

ピリドキサール 5′-リン酸（PLP）は、補因子として働くことで、炭水化物および脂肪の代謝に役立っています。PLPの主な役割は、スフィンゴ脂質合成および神経伝達物質（ドーパミンおよびセロトニン）合成に関与する酵素反応を触媒することです。[2]PLP は PLP 依存性酵素活性部位の研究に使用されます。またPLPは、ミトコンドリアの5-アミノレブリン酸合成酵素（ALAS）、[5]システイン脱硫酵素、[6]シスタチオニンγ-合成酵素（CGS）、[7]オルニチン4,5-アミノムターゼ（OAM）[8]およびD-セリンデヒドラターゼなど、さまざまな酵素の補因子でもあります。[9]

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)