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ドデシル硫酸ナトリウム

≥99.0% (GC), dust-free pellets

• 別名: SDS, ドデシル硫酸 ナトリウム塩, ドデシル硫酸ナトリウム, ラウリル硫酸 ナトリウム塩, ラウリル硫酸ナトリウム
• 化学式: CH₃(CH₂)₁₁OSO₃Na
• CAS番号: 151-21-3
• 分子量: 288.38
• Beilstein: 3599286
• EC Number: 205-788-1
• MDL番号: MFCD00036175
• UNSPSCコード: 12161900
• eCl@ss: 39093306
• PubChem Substance ID: 329766677
• NACRES: NA.25

特性

• 詳細: anionic
• アッセイ: ≥99.0% (GC)
• 形状: rod
• 分子量: average mol wt 18,000
• 凝集数: 62
• 損失: ≤5% loss on drying
• CMC: 7-10 (lit.)
• mp: 204 - 207 °C (399 - 405 °F); 204-207 °C (lit.)
• 転移温度: cloud point >100 °C(lit.)
• 溶解性: H₂O: soluble 0.29 gm in 10ml, clear, colorless; H₂O: 0.1 M at 20 °C, clear, colorless; 130 g/L at 20 °C (68 °F)
• 密度: 1 g/cm³
• 微量陰イオン: chloride (Cl^-): ≤200 mg/kg
• 微量陽イオン: Ca: ≤25 mg/kg; Cd: ≤5 mg/kg; Co: ≤5 mg/kg; Cr: ≤5 mg/kg; Cu: ≤5 mg/kg; Fe: ≤10 mg/kg; K: ≤200 mg/kg; Mg: ≤20 mg/kg; Mn: ≤5 mg/kg; Ni: ≤5 mg/kg; Pb: ≤5 mg/kg; Zn: ≤5 mg/kg
• HLB: 40(lit.)
• SMILES記法: [Na+].CCCCCCCCCCCCOS([O-])(=O)=O
• InChI: 1S/C12H26O4S.Na/c1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12-16-17(13,14)15;/h2-12H2,1H3,(H,13,14,15);/q;+1/p-1
• InChI Key: DBMJMQXJHONAFJ-UHFFFAOYSA-M

詳細

詳細

ドデシル硫酸ナトリウム（SDS）は、生化学研究において界面活性剤およびタンパク質変性剤の両方として使用される有機ナトリウム塩です。そのユニークな構造には、負に帯電した硫酸塩を有する長鎖脂肪族基が含まれており、タンパク質の変性に効果的な薬剤となっています。この特性は、タンパク質などの巨大分子を分離して分析するために使用される技術である電気泳動において特に役立ちます。負電荷を持つSDSは、タンパク質や脂質と相互作用してミセル構造を形成し、これらの生体分子を溶解させ安定化させやすくします。

アプリケーション

ドデシル硫酸ナトリウム（SDS）は、以下の用途に使用されています：

• 負に帯電した界面活性剤として、界面活性剤安定化油エマルジョンの精密ろ過中のろ過流束およびメンブレン汚染に及ぼす影響の検討。
• 植物抽出バッファーおよびウェスタンブロッティング用転写バッファーの成分として
• 5× Laemmliサンプルバッファー（5× LB）ならびにドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動（SDS-PAGE）およびイムノブロッティング用の10× SDS泳動バッファーの成分として

陰イオン界面活性剤

生物化学的／生理学的作用

ドデシル硫酸ナトリウム（SDS）は、タンパク質の正電荷を帯びた残基や疎水性残基に、硫酸基やアルキル鎖を介して効果的に結合します。構造生物学およびタンパク質のフォールディング／アンフォールディング研究において重要な界面活性剤として機能します。SDSはタンパク質構造におけるα-ヘリックスの形成を刺激します。ウシ血清アルブミン（BSA）、β-ラクトグロブリン、α-ラクトアルブミン、ニワトリ卵白リゾチーム構造などのいくつかのタンパク質において、高濃度で協同的なアンフォールディングを促進することができます。 

特徴および利点

• 重金属汚染が低濃度であることがテストで確認されているため、さまざまな用途に適合することが保証済み
• アニオンとカチオンが微量濃度であることを検査済み
• 生化学研究用途に最適な高純度の製品

その他情報

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安全性情報

• ピクトグラム: GHS05,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H302,H315,H318,H412
• 注意書き: P264 - P273 - P280 - P301 + P312 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Chronic 3 - Eye Dam. 1 - Skin Irrit. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): 338.0 °F
• 引火点(℃): 170 °C
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges