WESTBL-RO

ウエスタンブロッキング試薬、溶液

solution, sufficient for 10 blots (11921673001 [100 cm²]), sufficient for 60 blots (11921681001 [100 cm²])

• 別名: ウエスタンブロット用ブロッキング試薬
• UNSPSCコード: 12352200

特性

• フォーム: solution
• 品質水準: 100
• 使用法: sufficient for 10 blots (11921673001 [100 cm²]); sufficient for 60 blots (11921681001 [100 cm²])
• 包装: pkg of 100 mL (11921673001); pkg of 6 × 100 mL (11921681001)
• メーカー／製品名: Roche
• 保管温度: 2-8°C

詳細

アプリケーション

Western Blocking Reagentは、ウエスタンブロット実験[1][2][3]および免疫蛍光染色において一般的なブロッキング試薬として使われます。[4]この試薬は、膜のブロッキング等の工程、膜洗浄工程および検出抗体の希釈に使用されます。

品質

ロットごとに性能試験済み（ドットブロット）。

物理的形状

Western Blocking Reagentはマレイン酸バッファ中に10%精製カゼインタンパク質を含む10倍濃縮溶液です。

調製ノート

作業溶液：作業溶液の調製

• トリス緩衝食塩液（TBS）、pH 7.5

800 mLの再蒸留水に6.05 gのトリス塩基（50 mM）、8.76 gの塩化ナトリウム（150mM）を添加して、9.5 mLの１Mの塩酸で約pH7.5に調節します。次いで2回蒸留した水で希釈して1 Lにします。2～8°Cで貯蔵した場合、TBSは3カ月間安定します。
注記：アジ化ナトリウムはPODを阻害するため、POD抱合体を使用する場合、これを抗菌薬として使用することができません。

• TBS-ツイーン（TBST）

洗液緩衝液1：1 mLのツイーン20を1 LのTBSに溶解します。2～8°Cで貯蔵した場合、TBSTは3カ月間安定です。
注記：0.1%のツイーン20がほとんどの用途に適していますが、－ 使用する膜および抗体に応じて－ 異なる洗浄剤（SDS、トリトンX-100およびノニデットP40のような）および0.01～1%の洗浄剤濃度の場合により良好な結果がもたらされます。

• ブロッキング溶液（1%）

10 mLのWestern Blocking Reagent（ウエスタンブロッキング試薬）を90 mLのTBSで希釈します（10倍希釈）。ブロッキング溶液は2~8°Cで1か月間保存することができます。
注記：アジ化ナトリウムはPODを阻害するため、POD抱合体を使用する場合、これを抗菌薬として使用することはできません。

• ブロッキング溶液（0.5%）

50 mLのブロッキング溶液（1%）を50 mLのTBSで希釈します。

• 抗体溶液

全抗体の希釈液およびインキュベーション溶液は0.5%のブロッキング試薬を含むTBSです（上記参照）。システムの検出電位を最大限利用するため、あらかじめドットブロット法アッセイの一次および二次抗体の希釈液を最適化することを推奨します。（最初に3～4倍希釈の一次抗体および一定濃度の二次抗体で開始します。次いで、一次抗体の最も適切な希釈液を選択し、同様の方法で二次抗体の濃度を最適化します。）
注記：ブロッキング試薬の濃度はウエスタンブロットの信号対雑音比の改善に重要なパラメータです。高いバックグラウンドが最適化された抗体濃度の下でも現われる場合は、抗体インキュベーションおよび洗浄ステップの間のブロッキング試薬の濃度を0.5%から1%に上げます。抗体インキュベーションを延長してもシグナルが弱い場合は、抗体インキュベーションおよび洗浄ステップの間のブロッキング試薬の濃度を0.5%から0.1%に下げます。

その他情報

生命科学研究専用です。診断手順には使用しません。

安全性情報

• 保管分類コード: 12 - Non Combustible Liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): does not flash
• 引火点(℃): does not flash