860492P

スフィンゴシン-1-リン酸(d18:1)

Avanti Research^™ - A Croda Brand

• 別名: D-エリトロ-スフィンゴシン-1-リン酸塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₈H₃₈NO₅P
• CAS番号: 26993-30-6
• 分子量: 379.47
• MDL番号: MFCD00270077
• UNSPSCコード: 12352211
• NACRES: NA.25

特性

• フォーム: powder
• 包装: pkg of 1 × 1 mg (860492P-1mg); pkg of 1 × 25 mg (860492P-25mg); pkg of 1 × 5 mg (860492P-5mg)
• メーカー／製品名: Avanti Research^™ - A Croda Brand
• 脂質タイプ: sphingolipids
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [H][C@](/C=C/CCCCCCCCCCCCC)(O)[C@]([NH3+])([H])COP([O-])(O)=O
• InChI: 1S/C18H38NO5P/c1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12-13-14-15-18(20)17(19)16-24-25(21,22)23/h14-15,17-18,20H,2-13,16,19H2,1H3,(H2,21,22,23)/b15-14+/t17-,18+/m0/s1
• InChI Key: DUYSYHSSBDVJSM-KRWOKUGFSA-N

詳細

詳細

スフィンゴシン-1リン酸（S1P）は、スフィンゴ脂質であり、動物細胞の重要な細胞代謝物およびシグナル伝達脂質です。S1Pは酵母や植物でも見いだされています。[1]スフィンゴシンキナーゼ（SPK）はスフィンゴシン[2]からのS1Pの合成を促進し、S1Pレベルを調節します。[3]S1Pはセラミド異化作用の最終生成物であり、S1Pリアーゼによってホスホエタノールアミンおよびヘキサデセナールに代謝されます。S1Pは内皮細胞で産生されます。[4]

アプリケーション

スフィンゴシン-1-リン酸（d18：1）の用途：

• 高速液体クロマトグラフィ（HPLC）での血漿脂質スフィンゴシン-1-リン酸（S1P）の定量用内部標準[5]
• その自己反応性未成熟B細胞の走化性応答の評価[6]
• その酸素およびグルコース欠乏性ニューロンにおける自食作用およびプレコンディショニングに対する影響の試験[3]

生物化学的／生理学的作用

スフィンゴシン-1-リン酸（S1P）は、生理的プロセスに極めて重要なシグナル伝達分子および細胞内メッセンジャーです。S1Pは骨粗鬆症、癌、アテローム硬化症および糖尿病の病理発生に関与しています。[2]S1Pは皮膚樹状細胞およびケラチノサイトを制御し、その抗炎症性機能はアトピー性皮膚炎の治療に有用です。[4]S1Pは、G-タンパク質共役受容体（GPCRS）と相互作用することによって、リンパ液、血漿および組織におけるTリンパ球の循環を調整します。[6]S1Pはスフィンゴシン-1-リン酸受容体（S1P1-5）の高親和性リガンドです。[7]

包装

5 mL 琥珀色ガラス製ネジ蓋バイアル（860492P-1mg）

5 mL 琥珀色ガラス製ネジ蓋バイアル（860492P-25mg）

5 mL 琥珀色ガラス製ネジ蓋バイアル（860492P-5mg）

法的情報

Avanti Research is a trademark of Avanti Polar Lipids, LLC

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable