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4-アミノチオフェノール

≥97.0%

• 別名: 4-アミノフェニルメルカプタン, 4-アミノベンゼンチオール, 4-メルカプトアニリン
• 化学式: H₂NC₆H₄SH
• CAS番号: 1193-02-8
• 分子量: 125.19
• Beilstein: 906904
• EC Number: 214-763-4
• MDL番号: MFCD00007880
• UNSPSCコード: 12352100
• PubChem Substance ID: 24866468
• NACRES: NA.22

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥97.0%
• bp: 140-145 °C/16 mmHg (lit.)
• mp: 37-42 °C (lit.)
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: Nc1ccc(S)cc1
• InChI: 1S/C6H7NS/c7-5-1-3-6(8)4-2-5/h1-4,8H,7H2
• InChI Key: WCDSVWRUXWCYFN-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

4-アミノチオフェノールは、バイオセンサー用の自己組織化単分子層の形成に使用される二官能性芳香族チオールです。[1]

4-アミノチオフェノール（p-アミノチオフェノール、PATP）は芳香族チオールです。4-ATPと相互接続して金属-分子-金属サンドイッチ構造を形成する銀及び金ナノ粒子の自己組織化の特性が、表面プラズモン共鳴が生じない条件を用いた表面増強ラマン散乱（SERS）において検討されています。[2]PATPの4,4-ジメルカプトアゾベンゼン（DMAB）への化学変換が広く研究されています。[3][4]

アプリケーション

4-アミノチオフェノール（4-ATP）は、タンパク質認識によるトロンビンの表面増強ラマン分光（SERS）検出に用いられる金ナノ粒子（NP）を機能化する二官能基性分子として使用されました。[5]

以下のような研究で使用されることがあります：

• ペクチン-4-アミノチオフェノールコンジュゲート合成における水不溶性リガンドとして。[6]
• 金ナノロッド（GNR）亜硝酸センサー開発におけるGNRの官能化。[7]
• DNAバイオセンサー開発における4-アミノチオフェノールの自己会合単層（SAM）形成。[8]
• 多層カーボンナノチューブ（MWCNT）をチオール（SH）官能化するリンカーとして。[9]
• プラチナ電極上に、単層カーボンナノチューブ（SWCT）が接着する基盤となるアミノ基末端自己組織化単分子膜（SAM）を生成。[10]

安全性情報

• ピクトグラム: GHS05
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H314
• 注意書き: P260 - P280 - P303 + P361 + P353 - P304 + P340 + P310 - P305 + P351 + P338 - P363
• 危険有害性の分類: Skin Corr. 1B
• 保管分類コード: 8A - Combustible corrosive hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): 235.4 °F - closed cup
• 引火点(℃): 113 °C - closed cup
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges