T4014

トブラマイシン

Aminoglycoside antibiotic

• 別名: O-[3-アミノ-3-デオキシ-α-D-グルコピラノシル-(1→6)]-O-[2,6-ジアミノ-2,3,6-トリデオキシ-α-D-リボヘキソピラノシル-(1→4)]-2-デオキシ-D-ストレプタミン, ネブラマイシン因子6
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₈H₃₇N₅O₉
• CAS番号: 32986-56-4
• 分子量: 467.51
• Beilstein: 1357507
• EC Number: 251-322-5
• MDL番号: MFCD00077885
• UNSPSCコード: 51281626
• PubChem Substance ID: 24900188
• NACRES: NA.85

特性

• 由来生物: Streptomyces tenebrarius
• 形状: powder
• 保管条件: (Keep container tightly closed in a dry and well-ventilated place. Keep in a dry place.)
• 濃度: ≥900 μg/mg (anhydrous)
• 色: white to off-white
• 抗生物質活性スペクトル: Gram-negative bacteria
• 作用機序: protein synthesis | interferes
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: NC[C@H]1O[C@H](O[C@@H]2[C@@H](N)C[C@@H](N)[C@H](O[C@H]3O[C@H](CO)[C@@H](O)[C@@H](N)[C@H]3O)[C@H]2O)[C@H](N)C[C@@H]1O
• InChI: 1S/C18H37N5O9/c19-3-9-8(25)2-7(22)17(29-9)31-15-5(20)1-6(21)16(14(15)28)32-18-13(27)11(23)12(26)10(4-24)30-18/h5-18,24-28H,1-4,19-23H2/t5-,6+,7+,8-,9+,10+,11+,12+,13+,14-,15+,16-,17+,18+/m0/s1
• InChI Key: NLVFBUXFDBBNBW-SNGYORCQSA-N

詳細

詳細

トブラマイシンは、Streptomyces tenebrariusによって生成されるアミノグリコシド系広域抗生物質です。グラム陰性菌、特にPseudomonas（シュードモナス）種に対して効果的です。

化学構造：アミノグリコシド

アプリケーション

トブラマイシンは以下に使用されています。

• バクテリオファージに感染したバイオフィルムに対するトブラマイシンの効果を研究するため
• Pseudomonas aeruginosa（緑膿菌）株に対する抗生物質の効果を研究するため
• 比較抗生物質として

生物化学的／生理学的作用

トブラマイシンは、30Sリボソームサブユニット上の2つのアミノグリコシド結合部位の1つに不可逆的に結合し、細菌のたんぱく質合成を阻害します。トブラマイシンは、16S rRNA（リボソームRNA）に結合することにより細菌膜を不安定化する可能性もあります。転座を抑制し、ミスコードを誘発します。
トブラマイシンは、Pseudomonas aeruginosa（緑膿菌）肺感染症の治療に使用され、尿路感染症、婦人科感染症、腹膜炎、心内膜炎、肺炎、敗血症、呼吸器感染症、骨髄炎、およびその他の軟部組織感染症の治療に他の抗生物質と組み合わせて使用されます。副鼻腔感染症の有望な治療法です。

トブラマイシンはアミノグリコシド系です。
作用機序: 70Sリボソ-ムサブユニットへの結合、トランスロケ-ションの阻害、ミスコ-ディングの誘発。
活性スペクトル: グラム陰性菌。腸球菌に対しては効果を示しません。

その他情報

容器は、乾燥してよく換気された場所にしっかり密閉して保持します。乾燥した場所に保管してください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H361f
• 注意書き: P201 - P202 - P280 - P308 + P313 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Repr. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3