SMB00089

デヒドロアビエチン酸

≥90% (LC/MS-ELSD)

• 別名: 8,11,13-トリエン-18-アビエチン酸, デヒドロアビエテート
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₀H₂₈O₂
• CAS番号: 1740-19-8
• 分子量: 300.44
• EC Number: 217-102-8
• MDL番号: MFCD09839012
• UNSPSCコード: 12352205
• PubChem Substance ID: 329824767
• NACRES: NA.25

特性

• アッセイ: ≥90% (LC/MS-ELSD)
• フォーム: solid
• アプリケーション: metabolomics; vitamins, nutraceuticals, and natural products
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CC(C)c1ccc2c(CC[C@H]3[C@@](C)(CCC[C@]23C)C(O)=O)c1
• InChI: 1S/C20H28O2/c1-13(2)14-6-8-16-15(12-14)7-9-17-19(16,3)10-5-11-20(17,4)18(21)22/h6,8,12-13,17H,5,7,9-11H2,1-4H3,(H,21,22)/t17-,19-,20-/m1/s1
• InChI Key: NFWKVWVWBFBAOV-MISYRCLQSA-N

詳細

詳細

デヒドロアビエチン酸（DHA又はDAA）は、さまざまなPinus種に含まれる生理活性のある植物性化学物質、ジテルペノイドです。[1]樹脂酸であり、アビエチン酸（AA）の誘導体です。[2]

アプリケーション

デヒドロアビエチン酸は、下記で標準物質として使用されています：

• フーリエ変換赤外分光法（FTIR）を用いてPinus樹脂の加齢過程を検討するため[3]
• 赤外分光法で補足したラマン分光法を用いてPinus属の加齢に伴う成分変化を検討するため[4]
• Pinus halepensisの化学防御の代理としての生物ストレスに対する耐性を評価するため[5]

生物化学的／生理学的作用

デヒドロアビエチン酸（DHA）は、抗癌、抗加齢、抗菌、抗潰瘍、胃保護、及び細胞傷害性活性などのさまざまな生物学的活性を示します。強力な抗炎症薬であり、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体アルファ及びガンマ（PPAR α/γ）のデュアル活性化因子です。[2]DHAには抗加齢作用があり、サーチュイン1（SIRT1）活性化化合物です。[1]多剤耐性株に対して抗菌特性を示します。[6] デヒドロアビエチン酸及びその誘導体には胃保護及び細胞傷害性作用があります。[7]

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS09
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H301,H410
• 注意書き: P273 - P301 + P310 + P330
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Oral - Aquatic Acute 1 - Aquatic Chronic 1
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable