P6744

ピクリン酸 溶液

1.3% in H₂O (saturated)

• 別名: 2,4,6-トリニトロフェノール
• 化学式: (O₂N)₃C₆H₂OH
• CAS番号: 88-89-1
• 分子量: 229.10
• Beilstein: 423400
• MDL番号: MFCD00007102
• UNSPSCコード: 12171500
• PubChem Substance ID: 24898790
• NACRES: NA.47

特性

• フォーム: liquid
• 濃度: 1.3% in H₂O (saturated)
• 色: yellow to very dark yellow
• 密度: 1.080 g/cm³
• アプリケーション: hematology; histology
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: Oc1c(cc(cc1[N+]([O-])=O)[N+]([O-])=O)[N+]([O-])=O
• InChI: 1S/C6H3N3O7/c10-6-4(8(13)14)1-3(7(11)12)2-5(6)9(15)16/h1-2,10H
• InChI Key: OXNIZHLAWKMVMX-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

ピクリン酸は、ポリニトロ化された芳香族酸です。[1]ピクリン酸は水に溶解して低pH（pH 2.0）の溶液を形成します。ピクリン酸は、タンパク質の塩基性の基と相互作用し、塩を形成し、そしてタンパク質を凝固させます。ピクリン酸を用いて固定化すると、明るい染色が得られます。しかし溶液のpHが低いため、核酸が失われるおそれがあります。[2]
ピクリン酸はアニオン性であり、低分子量です。[3]

アプリケーション

ピクリン酸は、法医学および組織学的用途において固定剤および染色試薬として一般的に使用されます。一般的な細胞質染色剤、結合組織繊維染色剤、組織の固定剤です。[4][5][6]

• コラーゲンを染色するために使用されるピクロシリウスレッドの成分です。[7]
• ピクリン酸を含むブアン液は、核および結合組織の固定剤です。[3]
• クレアチニン測定アッセイにおける比色試薬として使用できます。

安全性情報

• 補足的ハザード: EUH001
• 保管分類コード: 12 - Non Combustible Liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves