E9644

hEGF

EGF, recombinant, expressed in E. coli, lyophilized powder, suitable for cell culture

• 別名: 上皮増殖因子 ヒト, EGF
• CAS番号: 62253-63-8
• MDL番号: MFCD00132565
• UNSPSCコード: 12352202
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: human
• 品質水準: 300
• リコンビナント: expressed in E. coli
• アッセイ: ≥97% (SDS-PAGE)
• 形状: lyophilized powder
• 有効性: 0.08-0.8 ng/mL ED₅₀/EC₅₀
• 分子量: ~6 kDa
• 包装: pkg of 5X0.2 mg; pkg of 0.2 mg; pkg of 0.5 mg
• 保管条件: avoid repeated freeze/thaw cycles
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 不純物: ≤1 EU/μg endotoxin (EGF)
• 色: white
• 溶解性: water: soluble, clear, colorless
• UniProtアクセッション番号: P01133
• 保管温度: −20°C
• 遺伝子情報: human ... EGF(1950)

詳細

アプリケーション

本製品は、様々な細胞株において、有糸分裂を開始させるマイトジェンとして使用されます。EGFは、組織培養において、血清の必要性を抑えるまたは無くすために使用され、他の培地添加物やホルモンと組み合わせて使用できます。

生物化学的／生理学的作用

上皮細胞増殖因子（EGF）は、多くの哺乳類種の様々な組織や体液中に存在する、マイトジェン活性を持った小さなポリペプチドです。EGFは、3つのジスルフィド結合を形成する6つの保存されたシステインモチーフを特徴とする成長因子ファミリーのひとつです。EGFは、様々な上皮、および線維芽細胞、グリア細胞、血管および角膜上皮細胞、ウシ顆粒膜、HeLa細胞、SV40-3T3細胞、および乳腺上皮細胞を含む上皮系の細胞に対して、マイトジェン活性を示します。
EGFにより影響を受ける細胞機能：有糸分裂、イオン流出、グルコース輸送、解糖系、核酸およびタンパク質合成、生存、成長、増殖および分化。
EGFの生物学的効果：胃酸分泌の抑制、胎児成長および発達、中枢神経系における神経調節。
EGFにより影響を受ける経路：EGFRシグナル、MAPKカスケード、PIP、Ca+2シグナル

構成

ヒトEGF（hEGF）は、胃酸分泌阻害活性に基づいて分離された分子である、β-ウロガストロンと同一の分子です。EGFは、ヒト形質転換増殖因子-αと構造的に相同であり、両方ともEGF受容体を通じて作用します。 E9644は天然型の成熟EGFのN-末端メチオニル体です。

注意

本製品は、-20°Cで保管してください。活性は2年間維持できます。溶解後は、2～8°Cで1ヶ月、アリコートを-70°Cまたは-20°Cで冷凍すれば、より長期保存できます。

調製ノート

本製品は、リン酸緩衝食塩水、pH 7.4の、0.2 μmフィルター濾過済み溶液から凍結乾燥されました。10 mM酢酸を使用して1 mg/mLになるようにバイアルの内容物を溶解してください。 より低い濃度（10 μg/mL未満は不可）に希釈する場合は、0.1％のBSAまたはHSAの添加が必要です。増殖アッセイに使用するためには、アルブミンを含まない培地でサンプルを希釈してください。

アナリシスノート

本製品の生物活性は、BALB/MK細胞を使用した増殖アッセイで測定されています。EC₅₀は、細胞によるバイオアッセイにおいて、50％の細胞増殖上昇を引き起こす成長因子の有効濃度と定義されています。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)