D185

ジエチレントリアミン/一酸化窒素付加体

≥97% (NMR), solid

• 別名: 2,2′-(ヒドロキシニトロソヒドラゾノ)ビス-エタンイミン, DETA/NO
• 実験式（ヒル表記法）: C₄H₁₃N₅O₂
• CAS番号: 146724-94-9
• 分子量: 163.18
• MDL番号: MFCD00210194
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24893279
• NACRES: NA.77

特性

• アッセイ: ≥97% (NMR)
• フォーム: solid
• 保管条件: desiccated; under inert gas
• 色: off-white
• 溶解性: H₂O: >20 mg/mL
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: NCCN(CC[NH3+])N([O-])N=O
• InChI: 1S/C4H12N5O2/c5-1-3-8(4-2-6)9(11)7-10/h1-6H2/q-1/p+1
• InChI Key: PAOXTYJXTPPVHU-UHFFFAOYSA-O

詳細

アプリケーション

ジエチレントリアミン/一酸化窒素付加体は、一酸化窒素（NO）の供与体として、以下の用途に使用されています：

• ヒツジ栄養外胚葉（oTr1）細胞における細胞増殖に対するNOの直接的影響を評価するため[1]
• マクロファージの非存在下でNOの増殖阻害作用の再現に対する影響を検討するため[2]
• ブタモデルにおいて流出機能および流出路血管径の変化を他の対照と相関させるため[3]

生物化学的／生理学的作用

ジエチレントリアミン/一酸化窒素付加物（DETA/NO）は、in vitroで最長のNO生成半減期を有するNONOateです。吸入DETA/NOは動物およびヒトにおいて肺血管拡張剤として機能します。[4]このNO供与体は、溶液中で制御された方法で一酸化窒素を放出します。[2]DETA/NOは、タンパク質の発現抑制、p53の発現亢進に関連します。p53の翻訳後修飾を強化し、またNanogおよびOct4 mRNAの発現を抑制します。[5]

注意

空気に不安定。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS02
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H242
• 注意書き: P210 - P234 - P235 - P240 - P370 + P378 - P403
• 危険有害性の分類: Self-react. C
• 保管分類コード: 5.2 - Organic peroxides and self-reacting hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves