I8250

3-ヨード-L-チロシン

• 別名: 3-モノヨード-L-チロシン
• 化学式: IC₆H₃-4-(OH)CH₂CH(NH₂)CO₂H
• CAS番号: 70-78-0
• 分子量: 307.09
• Beilstein: 2941266
• EC Number: 200-744-8
• MDL番号: MFCD00002608
• UNSPSCコード: 12352200
• eCl@ss: 32160406
• PubChem Substance ID: 24278154
• NACRES: NA.32

特性

• 品質水準: 200
• 不純物: ~5% tyrosine
• mp: 210 °C (dec.) (lit.)
• 溶解性: dilute aqueous acid: soluble
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: N[C@@H](Cc1ccc(O)c(I)c1)C(O)=O
• InChI: 1S/C9H10INO3/c10-6-3-5(1-2-8(6)12)4-7(11)9(13)14/h1-3,7,12H,4,11H2,(H,13,14)/t7-/m0/s1
• InChI Key: UQTZMGFTRHFAAM-ZETCQYMHSA-N
• 遺伝子情報: human ... TH(7054)

詳細

詳細

ジヨードチロシンと結合したヨードチロシンからは、3,5,3′-トリヨードサイロニン（T3）または3,3′,5′-トリヨードサイロニン（rT3）が合成されます。[1]

アプリケーション

3-ヨード-L-チロシンは、Drosophila（ショウジョウバエ）[2][3]およびカイコ蛹においてチロシンヒドロキシラーゼ酵素の阻害剤として使用されてきました。[4]

生物化学的／生理学的作用

3-ヨードチロシン（3-IY）は、チロシンからのレボドパ（L-DOPA）形成を触媒するチロシンヒドロキシラーゼを阻害します。[3] ヨードチロシン脱ヨード酵素の欠乏は、重度の甲状腺機能低下症および甲状腺腫において血清中および尿中の3-IYレベルの上昇を引き起こします。[5]

TH（チロシン3-ヒドロキシラーゼ）は、ノルアドレナリン作動性生合成経路の第一段階を触媒する責任を負います。[6][7] THの変異はチロシンヒドロキシラーゼ欠乏と関連しており、小児パーキンソニズムやDOPA（ドーパミン）反応性ジストニア、さらには周産期に発症する脳症などの病状が引き起こされます。[8]

チロシンヒドロキシラ-ゼの阻害剤です。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)