180173

二硫化炭素

ACS reagent, ≥99.9%

• 実験式（ヒル表記法）: CS₂
• CAS番号: 75-15-0
• 分子量: 76.14
• Beilstein: 1098293
• EC Number: 200-843-6
• MDL番号: MFCD00011321
• UNSPSCコード: 12352100
• PubChem Substance ID: 329751607
• NACRES: NA.21
• bp: 46 °C (lit.)

特性

• グレード: ACS reagent
• 蒸気密度: 2.67 (vs air)
• 蒸気圧: 5.83 psi
• アッセイ: ≥99.9%
• フォーム: liquid
• 自己発火温度: 212 °F
• expl. lim.: 50 %
• dilution: (for analytical testing)
• 不純物: H₂S, passes test (lim. ~1.5 ppm); SO₂, passes test (lim ~2.5 ppm); ≤0.05% water
• 蒸発残留物質: ≤0.002%
• 色: APHA: ≤10
• 屈折率: n20/D 1.627 (lit.)
• bp: 46 °C (lit.)
• mp: −112-−111 °C (lit.)
• 密度: 1.266 g/mL at 25 °C (lit.)
• SMILES記法: S=C=S
• InChI: 1S/CS2/c2-1-3
• InChI Key: QGJOPFRUJISHPQ-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

二硫化炭素は揮発性が高く、低い温度で着火する可燃性液体です。炭化水素ガスを硫黄と反応させて合成します。ビスコース人造絹糸とセロファンフィルム製造の重要な原材料です。[1]

二硫化炭素（CS₂）無色の液体です。硫黄ガスとして大気中および天然水中に存在します。大気中（成層圏および/または対流圏）の二酸化硫黄（SO₂）の発生源となる物質です。[2] 大気中での寿命は12日程度と報告されています。[3] CS2は非極性溶媒です。[4]

アプリケーション

二硫化炭素は、空気サンプル中のトリハロメタン（THM）分析で脱離媒体として使用されています。[5]
ジベンジルトリチオカルボン酸の調製において、RAFT（可逆的付加開裂連鎖移動）のための連鎖移動剤（CTA）として使用されることがあります。[6] ベンジルクロロチオノ蟻酸調製のための溶媒としても使用できます。[7]

二硫化炭素はセルロース[8]、ポリ（エチレントリチオカルバネート）[9] およびジオカルバメー[10]の合成に使用できます。C₂Sはナノサイズ化された陽極酸化チタニアとジルコニアの触媒作用により加水分解を起こしてCO₂とH₂Sを生成します。[11] また、アセチレンと反応（環状付加経由）して1,3-ジチオニウムカルベンを生成します。[12]

包装

通い容器のオプションをご覧ください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS02,GHS08,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H225,H315,H319,H332,H361fd,H372
• 注意書き: P202 - P210 - P303 + P361 + P353 - P304 + P340 + P312 - P305 + P351 + P338 - P308 + P313
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Inhalation - Eye Irrit. 2 - Flam. Liq. 2 - Repr. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT RE 1
• ターゲットの組織: Peripheral nervous system,Central nervous system,Cardio-vascular system,Eyes
• 保管分類コード: 3 - Flammable liquids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): -22.0 °F - closed cup
• 引火点(℃): -30 °C - closed cup